核データに関する質問・要望
Q. JENDL にはどんな種類のファイルがあるのか?
評価済核データライブラリー JENDL には、大きく分けて 汎用ファイル
と 特殊目的ファイル があります。
汎用ファイル
ライブラリーで決めたエネルギー範囲(JENDL-4.0
なら 10-5 eV
から 20 MeV)に対して、
そこで起こる全ての核反応のデータを可能な限り網羅的に収録しているファイルです。
データの種類は、 共鳴パラメータ、
断面積、 放出中性子の角度分布データ、
エネルギー分布データ、 ガンマ線生成データ、
評価値の精度を表現する共分散などが与えられています。
JENDL では、JENDL-1、JENDL-2、JENDL-3.1、JENDL-3.2、JENDL-3.3 および JENDL-4.0 が該当します。海外の ENDF/B-VI、ENDF/B-VII、JEFF-3.0、JEFF-3.1 なども汎用ファイルです。
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特殊目的ファイル
データの利用分野を限定して、
そこで必要になる特殊なデータだけをまとめたファイルです。
JENDL では、
放射化断面積ファイル、 ドシメトリーファイル、
FP 崩壊データファイルなどがあります。
加速器や核変換技術開発用データファイルとして、
高エネルギー中性子、 陽子、
光子入射反応のデータファイル作成を精力的に行っています。
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現在公開されている JENDL のデータファイルについては
に詳しい情報があります。
(2002 年 12 月
26 日 更新)
(2006 年 4 月
24 日 更新)
(2010 年 10 月
26 日 更新)
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