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深堀@核データセンターです

昨年開催されました評価計算支援システムWGの議事録を
お届けします。

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Tokio Fukahori
  Nuclear Data Center
  Japan Atomic Energy Research Institute
  Tokai-mura, Naka-gun, Ibaraki-ken 319-1195, Japan
  TEL:+81-29-282-5907, FAX:+81-29-282-6216,5766
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シグマ研究委員会・核データ専門部会
評価計算支援システムWG会合議事録

日 時: 平成12年5月29日(月) 13:30〜17:00
場 所: 原研東海研 研究2棟 221会議室
出席者: 浅見(データ工学)、河野(九大)、中村(元富士電機)、
	岩本、千葉、中川、深堀(原研) (7名、敬称略、順不同)

配布資料:
-ECSS-00-01 APAC2000 Second Announcement(深堀)
-ECSS-00-02 評価計算支援システムWG平成11年度活動報告・
		12年度活動計画(運営委員会提出資料)
-ECSS-00-03 原子核質量&準位密度公式の統合モデル(中村)
-ECSS-00-04 Access to RIPL Data with WWW(河野)
-ECSS-00-05 Random行列理論による部分準位密度の計算(河野)
-ECSS-00-06 Towards a unified RIPL Format(深堀)


議 事:
1.一般報告
 深堀委員より、配付資料ECSS-00-01によりThe 2nd Euroconference
on Atomic Physics at Accelerators: Mass Spectrometry (APAC2000)の
Second Announcementが紹介された。また、運営委員会での本WGの
活動報告・活動計画に関する報告があった(ECSS-00-02)。この他、
IAEA/CRP on RIPL-2の会合についての報告があった。

2.準位密度
 中村委員より、配付資料ECSS-00-03により原子核質量&準位密度公式の
統合モデルについて、報告があった。統合モデルの基本パラメータである
単一粒子準位密度における対相関の考慮及び原子核質量における
殻エネルギー、対エネルギー、変形に関する補正項の抽出を行い、暫定的
準位密度パラメータの系統性のテストを行った。また、パラメータ検証用の
実験データとして平均共鳴幅、準位密度のエネルギー依存性を考慮し、
パラメータの整理手順について報告があった。この結果は、RIPL-2のパラメータ
(平均共鳴幅、振動及び回転バンドの強調因子)のチェックにも応用できる。
 河野委員より、配付資料ECSS-00-05を用いてRandom行列理論による
部分準位密度の計算について報告があった。FKKやTULモデルには
1p-1h状態の密度のみでいいが、NWYモデルの計算にはm?2が必要となる。
ここでは、Pb-208のm=1-4の状態密度に関する計算結果が報告された。

3.光学ポテンシャル
 千葉委員より、Soft Rotator Modelによる検討結果が報告された。C-12に
関しての予測精度はよい。現在、Si, Fe, Ni等の核種について検討を行っている。
この結果、準位エネルギーの予測精度には問題があるが、断面積計算に
関するものは概ね満足できる。
 深堀委員より、KAERIのLee氏作成の光学ポテンシャル決定ツール
ECISPLOTについて、PHYSOR2000の論文を引用して報告があった。
150 MeVまでの種々の核種のポテンシャルをECISPLOTを用いて決定している。

4.RIPLのWWW化
 河野委員より、配付資料ECSS-00-04を用いて、RIPL-1データへのWWWを
用いたアクセスのためのツール群が報告された。ここでは、離散準位データに
関して、数値データ、GNASH入力の自動作成、GNUPLOTルーチンを用いた
Staircase Plotの作成など、光学ポテンシャルデータに関しては、参照番号の表、
抽出したポテンシャルパラメータを用いた断面積計算、ポテンシャル型の図、
弾性散乱角度分布の図などが参照できる。現在、これらは、核データセンターの
WWWから参照できる。
 RIPL-2のためのWWW作成に関して、暫定的な担当を次のように決定した。
	河野委員:離散準位、光学ポテンシャル、準位密度、変形パラメータ、
		巨大共鳴、平均共鳴幅、前平衡過程からの粒子放出角度分布
	深堀委員:質量表、取りまとめ
また、RIPL-2の統一フォーマットに関して、深堀委員が配付資料ECSS-00-06により、
Koning氏の提案を紹介し、検討した結果、以下のような提案を行うこととした。
     -	ファイル名は各セグメント毎に変えるべきである。
     -	数値データ中、不明のデータは現在空白になっているが、FORTRAN以外の
	プログラム言語のために空白以外の文字を何か入れる。
     -	コメント行に各数値データカラムの説明を入れる。
     -	最後の核種のIDはいらない。

5.その他のグループの進捗状況
 マルチモード核分裂モデルを用いた核分裂中性子スペクトルに関しては、
パラメータの系統性を検討中である(大澤委員)。INDES関連のマニュアルは、
現在、6割方完成している旨中川委員から報告された。

6.その他
 次回の会合は、未定。