シグマ研究委員会・核データ専門部会・高エネルギー核データ評価WG
               平成17年度第1回会合議事録(案)

日時: 平成18年3月29日(水) 13:30〜17:30
場所: 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 
    第2研究棟2階221会議室
出席者:山野(東工大)、渡辺、執行(九大)、村田(アイテル)、
    真木(総合科学研究機構)、仁井田(RIST)、千葉、原田、
    前川、深堀(原子力機構)、国枝(原子力機構、オブザーバ)
    (以上11名、敬称略、順不同)

配布資料:
 HE-05-01 シグマ委員会通達 (深堀委員)
 HE-05-02 高エネルギーファイル作成SWG議事録(渡辺委員)
 HE-05-03 200MeVまでの181Ta,197Auの核データ評価の進捗情況(千葉委員)
 HE-05-04 241,242,242mAmのレビュー結果(執行委員)
 HE-05-05 高エネルギー核データ評価WG活動計画(深堀委員)

議事:
1.前回議事録確認
  「高エネルギーファイル作成SWG平成17年度第1回会合議事録(案)」(配布資料
  HE-05-02)の確認を行い、承認された。

2.報告事項
  深堀委員より、新シグマ委員会設置の経緯、通達(配布資料HE-05-01)、本WGの概要
 (旧高エネルギー核データ評価WGと中高エネルギー核データ積分テストWGの統合等)の
 経過説明が行われた。

3.JENDL高エネルギーファイル(JENDL/HE)の各評価者の作業進捗状況報告
3.1 村田委員
  18Oの20MeV以下の領域に関する評価進捗状況が報告された。共鳴解析を用いて評価が
 行われている。

3.2 千葉委員
  配布資料HE-05-03を用いて、200MeVまでの181Ta,197Auの核データ評価の進捗情況の
 報告があった。OPTMAN及びGNASHを用いた計算が一通り終了した。コードシステムは
 28Siを用いたテスト計算で渡辺委員の計算結果を再現することで確認した。CC-OMPのパ
 ラメータサーチをRigid-Rotor Modelで行い、実験値を再現することを確認した。ただ
 し、中性子入射の全断面積はGMAを用いて200〜500MeVの実験データにフィットした。今
 後、荷電粒子の二重微分断面積をチェックする予定である。
  陽子の弾性散乱角度分布に関して、MF=6/MT=2/LAW=5で与える場合、Rutherford散乱
 との比で格納するオプションがCSEWGで承認されたはずであるが、まだ、マニュアルに
 反映されていない。これに関して、深堀委員がBNL/NNDCに確認することとした。

3.3 その他
  国枝氏の担当のZr, Nb, Wに関しては、CC計算(偶−偶核はSoft-Rotor Modelを使用)
 に変更して、再評価を行う予定である旨、報告された。
  深堀委員がPb, Bi及びアクチニド核種の評価の進捗情況の概要を報告した。

4.JENDL PKA/KERMAファイル(JENDL/PK)の現状
  深堀委員より、JENDL/PKの現状について報告があった。原子弾き出しエネルギー
 (Ed)をASTMの推奨値やNJOY格納値を用いて決定した。今後、JENDL/HEを処理して、
 ファイル作成を行う予定である。

5.JENDL/HEのレビュー
  執行委員より、配布資料HE-05-04に基づいて、241,242,242mAmのレビュー結果が報告
 された。ファイルチェックプログラムの出力に関しては、概ね問題は無いものの、同位
 体生成断面積の不自然な形状が目立つ。対策を検討することとした。また、GNASH計算
 またはJAM計算結果が格納されていない場合もあるので、チェックを要する。エネルギ
 ーが増加するにしたがって、γ線生成断面積が減少するのは物理的に問題がありそうで
 あるので、PHITSなどの計算結果と比較するよう提案された。
  渡辺委員より237Npに関する暫定版レビュー結果の報告があった。これに関しても、
 執行委員の報告と同様の点が指摘された。
  仁井田委員より、佐藤達彦氏が行った大気中の中性子輸送計算結果について、概要が
 報告された。JENDL/HEのH, N, Oを用いた計算は、各標高における中性子スペクトルを
 非常に良く再現している。これは、論文として報告される予定である。

6.活動計画
  深堀委員より、配布資料HE-05-05を用いて、JENDL/HE、JENDL光核反応データファイ
 ル(JENDL/PD)及びJENDL/PKの現状の報告、本WGの今後の活動計画(案)についての提
 案があった。JENDL/HE、JENDL光核反応データファイル(JENDL/PD)は、2004年版から
 追加核種(JENDL/PDに関してはKAERIファイルの採用)及び改訂核種を格納し、2007年3
 月を目処に公開する予定で作業する。これに合わせて、論文も準備する。JENDL/PKに関
 しては、JENDL/HEの進捗にしたがって、上記ファイルより遅れて作業を行うこととした。

7.その他
次回は未定