シ グ マ 委 員 会
          JENDL-3 普及方策検討小委員会第4回会合議事録(案)

日 時: 1995年3月23日(木)  10:30 〜 12:30
場 所: 日本原子力研究所本部第2会議室
出席者: 石川(動燃)、岸田(CRC)、瑞慶覧(日立)、佐々木(三菱重工)、
     山野(住友原工)、菊池、高野、深堀、中川(原研)

配布資料
  1. 	前回議事録(1994年12月15日)
   2. メーリングリスト「JNDCmail」の開設とe-mailアドレスの調査結果(深堀)
   3.  インターネットによる核データの情報交換(中川)
   4.  JENDL-3.2の利用に関する調査結果(山野、中川)
   5.  核データセンターのデータベースのサービスについて(深堀)

議 事

1.  前回議事録確認
 配布資料1を確認した。


2.  e-mail アドレス調査結果
 深堀氏が、配布資料2で、今年の2月に全シグマ委員を対象に行ったアンケート調査結
果を報告した。結果を要約すると以下のとおり。
     回答数: 59(アンケート送付数147)
      e-mail アドレス:  あり 49、 なし 10
      e-mail 着信状況チェック:  随時 11、1〜数回/日 31、1回/週以下 7
      日本語のe-mail送受信が簡単に出きるか:  Yes 49
      telnetやftpが使えるか: Yes 40、No 10、不明 9
      WWWが使えるか: Yes 25、No 17、不明17
  このほか、JNDCmail で流して欲しい情報に関して多数の意見が寄せられた。

 [アンケート集計結果は、[JNDCmail:51]として JNDCmail に投稿されています。
   また、しばらくの間 cracker.tokai.jaeri.go.jp/pub/jndc/JNDCmail.inquiry 
   に置いておきます。興味のある方は aFTPでお取りください]

3.  メーリングリスト「JNDCmail」について
 中川氏が、配布資料3で、JNDCmail の利用状況を報告した。JNDCmail は2月1日に試験
公開され、3月17日までに 33通の記事が投稿された。その内訳は以下のとおり。
   会合予定(4)、議事録(7)、案内・各種情報(3)、アンケート・核データ
   センターからの依頼(3)、質問・回答(7)、その他(6)
今後は、シグマ委員以外でも JNDCmail に加入できるようにしたい。
 議論の結果、JNDCmail 及び e-mail について以下の意見が出された。
 ● 将来は、過去の記事を探す便をはかって keyword をつけられるようにしてはどう
     か。
 ● 内容により、メーリングリストを分割することもできる。
 ● メールのサブジェクトだけを表示し、見たいものだけを表示できようにできな
     いか。
     → それは、利用者側のソフトの問題である。
 ● シグマ委員会の会合案内を e-mail で出せないか。
 ● ハッカーが心配で、外部と接続していない所もある。

4.  WWW について
 中川氏が、配布資料3で、3月1日より試験運転を開始した核データセンターの WWW サ
ーバーの現状を報告した。現在は、モニター(10名程度)にのみ公開しているが早い時
期に完全に公開したい。
 どんなデータをどんな形でどの範囲に提供するべきかを次回の JENDL-3 普及方策検討
小委で検討することとした。

5.  JENDL-3.2の利用に関する調査の結果について
 山野氏が、配布資料4で、標記アンケート調査の結果を報告した。このアンケートは、
シグマ委員会炉定数専門部会、炉物理研究委員会遮蔽専門部会及びシステム専門部会(
合計115名)に対して行った。回答数は64であった。
 JENDL-3.2利用において必要なデータとしてはJENDL-3.2そのもの、ポイントワイズ断
面積データ、多群中性子及び多群ガンマ線生成データの希望が多かった。
 媒体としては、MTやフロッピーを希望する人も多いが、CD-ROMやFTPを希望する人も同
数程度いる。FTPmail、gopher、WWW は人気がない。
 断面積の図表については、ほとんどの回答者が、断面積の図表集が必要と答えた。熱
中性子断面積、共鳴積分値等の表とその数値データを計算機可読形式で希望する人も多
い。
 群定数については、JSSTDL-295 群中性子群定数、多群臨界計算用中性子群定数、遮蔽
計算用中性子及びガンマ線生成群定数への希望が多かった。

  [アンケート集計結果は、しばらくの間    
cracker.tokai.jaeri.go.jp/pub/jndc/anketoj32.txt 
   に置いておきます。興味のある方は aFTPでお取りください]

6.  核データセンターのデータベースサービスについて
 深堀氏が、配布資料5で、核データセンターのデータベースへのアクセス方法を説明し
た。また、核データセンターの WWW サーバー、aFTP、JNDCmail のトラフィックについ
て報告した。

7.  その他
 次回は4月25日(火)に原研本部で行う。
 主な議題:  WWW でのサービスをどこまでやるか。
          炉定数作成について。
          (高野氏が原研での炉定数作成予定をまとめた資料を作成する)