大山@FNSです

<第 4回核融合ニュートロニクス積分テストWG議事録(案)です>

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第 4回核融合ニュートロニクス積分テストWG議事録(案)

日 時:        平成7年3月16日(木) 13:30〜17:00

場 所:  原研本部 第5会議室

出席者:        高橋(阪大)、市原(京大炉)、植木(船研)、真木(日立)、
                林(日立エンジニア)、小迫、山野*(住友原子力)、柴田*、千
葉*、              森、前川(藤夫)、大山(以上原研)、以上12人
                (* オブサーバー)

配布資料:      
1)前回議事録確認                                              FNIT-WG-4-1
2)Status of International FENDL Benchmark Task by U. Fischer
                                                   (大山委員)FNIT-WG-4-2
3)  OKTAVIANのBe球実験解析のMCNP計算結果
                                                        (高橋委員)FNIT-WG-4-3
4)FNS実験によるFENDL/MG-1ベンチマークテスト中間結果
                                                        (林 委員)FNIT-WG-4-4
5)JENDL Fusion Fileへのフィードバックについて
                                                      (小迫委員)FNIT-WG-4-5
6)9Beの中性子核データの評価                   (柴田 氏)FNIT-WG-4-6

議 事:        

1)前回議事録確認
        平板ベンチマーク積分テストの中で、SS316についての記述を”中間エネル
ギーでもFENDL-1とJENDL-3.2はともに良く一致した”と訂正。

2)FENDL積分テストの経過報告(大山委員)
        FENDL積分テストについてKfKのU. FischerがFrascatiのENEAで行われたIEA
協力の技術会合で報告した資料に基づき説明された。1月の締め切りまでに、各参加
者から結果の数値表とグラフが提出された。日本からは大山委員が取りまとめてレポ
ート形式のドラフトのコピーとフロッピーデスクで送付し(資料を回覧した)、その
他、UCLA(Youssef), Obninsk(Sinitsa), CEA(Santamarina), KfK(Fischer)から集ま
っているとのことである。3月中には最終報告の予定とされているが、遅れそうである。

3)  OKTAVIANのBe球実験解析のMCNP計算結果       (高橋委員)
        OKTAVIANのBe球実験解析についてMCNP計算での比較ができてなかったのに対
し、今回MCNPを用いてJENDL-3.2とFENDL/MC-1に対する計算結果が得られ、その報告
がされた。1-3MeV領域ではJENDL-3.2の方が一致がよくFNSの平板実験と逆傾向である
、また、5-10MeV領域ではJENDL-3.2とFENDL/MC-1ともに過小評価である。

4)FNS実験によるFENDL/MG-1ベンチマークテスト中間結果(林 委員)
        FENDL/MG-1のベンチマークテストを行うためにFNS実験解析をDOT3.5で計算
を行った。FENDL/MG-1ファイルをDOT3.5で計算するためにTRANSX-2コードでANISN型
のライブラリーに変換を行った。FENDL/MG-1を処理するためにTRANSX-2は改訂されて
おり、新たにFACOMへのインストールから行った。計算時間の関係でBe平板のみ結果
が出ておりその報告があった。結果はFENDL/MG-1は高エネルギーしきい反応では過大
評価の傾向がある。Au(n, g)はJENDL-3.2のMCNP計算が大きく過大評価したのに対し
、FENDL/MG-1は比較的良く一致した。今後、他の体系も計算を行う。特にFENDL/MC-1
とFENDL/MG-1との比較を行うのが良いのではとのコメントがあった。

5)JENDL Fusion Fileへのフィードバックについて(小迫委員、千葉 氏)
        鉛について評価の見直しを試みたが、EGANSHではなかなか実験値を再現する
スペクトルを得るのは難しい。そこで、JENDL-3.1のスペクトルが比較的実験に良く
あっていたので、JENDL-3.1からfile-6をつくりJENDL-FFとして取りあえず作りなお
すのはどうか。これは、もともとJENDL-FFではエネルギースペクトルをJENDL-3.1か
ら取ったものが多いので特におかしいことではない。そこで、Pb, WについてJENDL-3
.1からのスペクトルを採用したファイルを積分テストして出発点としてほしいとの提
案があった。
        また、MCNPをRUNさせるときにいくつかの核種では、2次中性子スペクトル
の内挿により物理的におかしいエネルギーを発生してエラーを起こすとの指摘が有り
、このような問題をユーザー任せにするのでは国際的に利用者を獲得していけないと
の意見がメンバーの多くから強く出された。

6)9Beの中性子核データの評価   (柴田 氏)
        核データセンターの柴田氏より9BeのJENDL-FFの評価の現状が報告された。
FNS平板実験では14MeVでの弾性散乱の角度分布の不一致が指摘されているが、DDX測
定では一致しているので変更しなかった。評価はJENDL-3.2を全面的に改訂しモンテ
カルロ計算によって行った。各反応チャンネルへの分岐比はアルファ粒子放出スペク
トルの実験値を再現するように決めた。但し、4対崩壊反応は考慮されていないので
その寄与を検討する必要があるかも知れない。放出中性子スペクトルでは前方7MeV以
下で少なくなり、7-8MeVでは幅の広いピークが現れた。
        
JENDL-FFではMF=4, 5がなくMF=6のみとなっているので、MF=6の断面積処理が可能に
なるまでベンチマークテストはペンデイングである。(大山)

7)その他、今後の計画について

        来年度は、予算縮小からメンバーを削減するよう核データセンターから依頼
が有り、今年度寄与の少なかった方にはメンバーから外れていただくことにした。ま
た、来年度活動は2回ぐらい会合を開き、年度後半に炉物理委員会核融合炉専門部会
と合同で第3回核融合核データ専門家会議を開催する予定である。また、遮蔽積分テ
ストWGにも参加を要請したい。
        本年度KfKに提出したFENDLとJENDL-3.2ベンチマークテストの結果をJAERIレ
ポートとして出版したい。それまでに各自投稿予定のある人は投稿をすませていただ
きたい。また、総括して学会誌の技術報告で投稿することも考えている。
        次回会合は、JENDL-FFの断面積処理の進行状況を見て決めたい。また、FEND
L/MG-1の残りについてもその時に報告を期待する。
        
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Yukio Oyama

Fusion Neutronics Laboratory
Department of Reactor Engineering
Japan Atomic Energy Research Institute
Tokai-mura, Naka-gun, Ibaraki-ken 319-11
JAPAN

Tel:    	   0292-82-6075
Fax:       0292-82-5709
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