先日開かれたシグマ委員会運営委員会の議事録(案)をお送りします。
原研核データセンター 中島

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Yutaka nakajima(中島 豊)
Nuclear Data Center, Japan Atomic Eenergy Research Institute
Tel.  :+81-292-82-5481
Fax.  :+81-292-82-6122
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			   	シグマ委員会
                          6年度第5回運営委員会議事録(案)

日 時: 1995年 3月23日(木) 13:30〜17:30
場 所: 日本原子力研究所本部 第3会議室
出席者:  中嶋(法大、主査)、北沢(東工大)、石川(動燃)、瑞慶覧(
日立)、
	 山野(住友原工)、吉田(東芝)、村尾、菊池、前川、水本、中
川(以上原研)
 幹 事: 中島(原研)
 オブザーバー: 松延(住友原工)、岡本(原産)、岸田(CRC)、
	 佐々木(三菱重工)、深堀(原研)


配布資料
 1. 平成6年度第4回運営委員会議事録(案)
 2. 諮問・調整委員会議事録(案)
 3. 「第2回高エネルギー核データ専門家会議」報告
 4. 核データ専門部会1994年度活動報告及び1995年度計画
 5. 炉定数専門部会1994年度活動報告及び1995年度計画
 6. 核燃料サイクル専門部会1994年度活動報告及び1995年度計画
  7. INDC対応
 8. インターネットによる核データの情報交換


議 事

�機サ鳥�録確認
  前回12月15日の議事録(配布資料1)を確認した。
 
�供ナ鷙雹�項

1.諮問・調整委員会報告
 水本氏が配布資料2により、1月10日に開催された諮問・調整委員会につい
て次の通り報告した。答申書(案)について討論し、次回委員会で更に煮詰
めることにした。討論の主な内容は、実験の活性化、シグマ委員会の組織、
国際協力、後継者の育成であった。

2.高エネルギー核データ専門家会議報告
  岸田氏が資料3により、1月26日〜27日に開催された高エネルギー核デー
タ専門家会議について次の通り報告した。参加者は62名だった。第1回と比べ
内容は洗練され、高エネルギー核データに対する認識がはっきりしてきたよ
うである。もし第3回目をやるなら、ワークショップ形式にして核内カスケー
ドモデルコードの仕様を検討する等を試みたり、公募講演を考慮したほうが
良いように思う。

3. 委員会旅費について
 菊池氏が来年度旅費について次の通り報告した。来年度は今年度より増え
たが一昨年度よりはまだ少ないので、活動に支障が出る可能性が大きい。中
間ヒアリング等で増額を要求し、活動に支障のない程度は確保したい。


�掘タ概鳥�項
1. WGの1994年度作業報告と1995年度計画(a:1994年度成果、b:1995年度計画
、c:本運営委員会でのコメント)


 (1)核データ専門部会
 中川氏及び出席しているWGリーダー(括弧内は報告者)が配布資料5により
次の通り報告した。

(i) 高エネルギー核データWG(深堀)
a:50 MeVまでの中性子(19核種)及び陽子(15核種)入射反応断面積の評価
及びレビュー、数GeVまでの断面積の評価及びレビュー(7核種)、その他評
価に必要な物理量のデータベースの整備、フォーマットの検討
b:50 MeVまでの中性子及び陽子入射反応断面積の評価、数GeVまでの断面積の
評価、その他評価に必要な物理量のデータベースの整備、評価用計算コード
の整備及び評価法の検討、誤差ファイルに関する検討
c:共分散の評価は後で検討するのでなく、断面積の評価と同時に共分散の評
価を行うべきだとの意見が出された。

(ii) 共分散評価WG(中川)
a:共分散の算出法の検討、担当する核種の共分散の算出とその結果の検討、
共分散計算プログラムの原研核データセンターのWSへの移植
b:残っている共分散評価作業を継続し、完了する。評価手法及び結果の検討
、共鳴領域の共分散の検討、GNASH 及び ECIS を使った計算値の共分散が求
めらるように、共分散評価システムを改良する。

(iii) 評価計算システムWG(中川)
a:微視的光学モデル基づく光学ポテンシャルを用いた断面積計算、準位密度
パラメータの系統性の改善、INDESの拡充策とモジュール化の検討、核分裂中
性子スペクトルの計算システムの作成とそれによるJENDL-3.2の主要核分裂核
種の核分裂中性子スペクトルの評価計算
b:微視的光学モデルと分散関係式に基づくポテンシャルの計算、準位密度公
式の改良、統計モデルによる核反応断面積計算システムのモジュール化、マ
イナーアクチニドの遅発中性子データの評価法
c:順位密度パラメータの系統式の改善に関し対相関と殻効果との干渉項の意
味がよく分からない。相関ではないかとのコメントがあった。

(iv) FP核データWG(中川)
a:JENDL-3.2の評価と積分テスト、評価報告書作成の準備、NEANSC SG10(非
弾性散乱断面積の評価法)の作業
b:NEANSC SG10の作業、JENDL-3.2の積分テスト、レポートの作成

(v) 放射化断面積WG(中島)
a:JENDL activation file 第1版の完成
b:JENDL activation file への追加核種の評価、不安定核の評価結果の妥当
性の検討、崩壊データファイルの整備
c:ファイルの公開手順について議論し、ケースバイケースではあるが、作成
を担当するWGでデータをチェックし、問題がなければ「完成した」として良
いのではないかとの意見が出た。概ねWGの判断で公開できるとの意見が大勢
を占めた。

(vi) PKAスペクトルWG(中川)
a:PKA/KERMAファイル作成コードシステムESPERANTの改訂、H,Cの第1次評価
完了、F-19からBi-209までの69核種のPKAスペクトルのデータ作成、ユーティ
リティコードの仕様検討、単体データ及び混合物データの扱い方の検討
b:調査レポートの作成、軽核の評価法の検討、ESPERANTの精度検討、50 MeV
までのファイル作成、PKA/KERMAの測定データの収集、ハンドブックの刊行

(vii) 荷電粒子核データWG(松延)
a:成果なし
b:(α,n)反応データの整備に関連して(α,n)反応断面積の見直しと追加、中
性子収率の見直しと修正を行う。

(viii) 光核反応データWG(岸田)
a:Fe-54, -56, V-51, Zn-64, Gd-160, Wの評価完了、評価結果をレポートに
纏める作業を進めている。
b:'94年度までに評価を完了した核種の断面積のファイルを完了、レポートの
完成、モスクワ大学とのワークショップの開催(核データ研究会の前後)


(2) 炉定数専門部会
 山野氏が配布資料5により次の通り報告した。

(i)リアクター積分テストWG
a:JENDL-3.2のベンチマーク計算(高速炉、軽水炉)を完了、ZPPR-9とFCAで
のC8/F9反応率比のC/E値の相違の検討、MOX燃料軽水炉での連続エネルギーモ
ンテカルロコード間の不一致について検討、OECD/NEA Puリサイクルベンチマ
ーク(PWR, FBR)の報告と検討、ENDF/B-VIのベンチマークテスト、使用核計算
用ライブラリーの作成と配布(SRAC, JOINT, MVP, VIM)
B:高速炉臨界実験におけるC8/F9の検討、U-235捕獲断面積の妥当性の検討、
N-14断面積の炉心特性への影響の検討、実機運転条件の現行PWRモデルのモン
テカルロコードによる解析、ENDF/B-VIのベンチマーク計算、JENDL-3.2をも
とにしたWIMSライブラリーの作成

ii)Shielding積分テストWG
a:JENDL-3.2を用いて各種の積分実験の解析、中高エネルギー核データ(遮蔽
用ライブラリー、厚いターゲットでの中性子収量(TTY))の検討作業
b:積分テストの継続と報告書作成準備、陽子入射のTTY計算ベンチマーク、重
陽子入射TTYの計算コードの整備及びそれによる予備計算

(iii)Fusion neutronics積分テストWG
a:JENDL-3.2のMCNP用ライブラリーの作成とそれを用いた積分テストの実施、
FENDL-1の積分テストの実施とJENDL-3.2の結果との比較
b:JSSTDL-295/J3ライブラリーを用いたベンチマークテストの実施、NJOYを導
入しJENDL Fusion fileからMCNPライブラリーの作成と積分テストの実施、
第3回核融合核データ専門家会議の開催(12月の予定)

(iv)ドシメトリー積分テストWG
a:JENDLドシメトリーファイルに独自の誤差データを収納するための評価法・
作成法の検討、JENDLドシメトリーファイルの改訂に関する検討
b:JENDLドシメトリーファイルの改訂と誤差ファイルの評価、高エネルギー領
域のドシメトリーに関連したデータの収集

(v)標準炉定数検討WG
a:WGとしての活動は特になっかた。原研核データセンターがJENDL-3.2の
JSSTDLライブラリー作成を外注で行い、ライブラリーは完成した。しかし元
のライブラリーの平均値と比較したところ天然元素のデータに有為な差があ
ることが分かった。特にCd, Hfのデータに大きな差がある。
b:特になし
c:JSSTDLライブラリーの修正が必要であることを確認し修正方法を宿題とし
た。


(3) 核燃料サイクル専門部会
 吉田氏が配布資料6により次の通り報告した。

(i)崩壊熱評価WG
a:ORIGEN-2のFP核種の平均放出エネルギーをJENDL FP崩壊データライブラリ
ー第2版(JNDC-V2)で置き換えたライブラリーを作成し、崩壊熱計算値を
JNDC-V2の計算値と比較したらかなりの差があることが分かった。崩壊熱計算
においてβ線のエネルギースペクトルに改良を加えて実験値との一致を改善
した。崩壊熱の誤差評価手法が検討された。
b:ORIGEN-2にJNDC-V2のデータを組み込みJNDC-V2の崩壊熱の値に近い結果が
得られるようにする。崩壊熱計算の誤差評価手法をフォローし、将来的には
その成果を取り入れる。崩壊熱計算値とその実験値との不一致(100秒 〜 
1,000秒)があり、その解決に向けて検討を進める。

(ii)核種生成量評価WG
a:使用済燃料核種組成データの整備(敦賀1号炉(BWR)と玄海1号炉(PWR)のγ
線強度分布)、JENDL-3.2からORIGEN-2及びCOMRADコード用の1群定数ライブ
ラリーの作成
b:使用済燃料核種組成データの整備を継続、JENDL-3.2をベースにした
ORIGEN-2及びCOMRADコード用1群定数ライブラリーの作成


2.INDCへの対応
 菊池氏が配布資料7により次の通り報告した。INDCの議長は従来のルールな
ら今回は日本の順番であったが、コンセンサスベースで選出することに変更
され、米国のR.Meyerが選出された。この件に関してルールの変更、議長の選
出に関して不明朗な点があるので日本として抗議をしたい。これに対して、
原研原子炉工学部長名で抗議文を提出するのがよいとのサジェスチョンがあ
った。またProgress Reportの発行時期を3月にすることが提案され承認され
た。


3.インターネットによる核データの情報交換
 中川氏が配布資料8により次の通り報告した。本年2月より、メーリングリ
ストJNDCmailの運用を開始した。また3月1日よりWorld Wide Web(WWW)サーバ
ーの運転を開始した。4月3日から公開したい。これに対しマルチメデアによ
る情報交換は今後ますます重要になり大切であるとのコメントがあった。



 次回は5月11日(水)に東京で開く。


宿題事項
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   担 当 			宿 題 事 項  		   
期 限
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   菊池	JSSTDLの修正法方を検討する。		   	     
 早急
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