各位
柴田@原研核データセンターです。
2003年12月22日に開催されたシグマ研究委員会運営委員会の議事録を
配信致します。

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       平成15年度第2回シグマ研究委員会運営委員会議事録

日時:2003年12月22日(月) 13:30-17:30
場所:住友原子力工業株式会社 会議室
出席者:井頭政之(東工大)、吉田正(武蔵工大)、大澤孝明(近畿大)、
    北沢日出男(防衛大)、石川眞(JNC)、瑞慶覧篤(日立)、
    山野直樹(住友)、長谷川明、水本元治、片倉純一、中川庸雄、
    深堀智生、柴田惠一(原研)

配付資料
1.	平成15年度第1回シグマ委員会運営委員会議事録(案)
2.	平成15年度シグマ特別専門委員会・シグマ研究委員会本委員会議事録(案)
3.	核データセンターの中期目標をめぐる状況について
4.	シグマ検討小委員会答申第0.5次案
5.	JENDL-4に向けてのシグマ委員会体制
6.	核データセンターからの16年度委託研究・調査
7.	2003年核データ研究会の報告
8.	NEA/High Priority Request List会合報告
9.	米国断面積評価ワーキンググループ及び米国核データプログラム2003年会合報告
10.	IAEA「核構造・崩壊データ評価者ネットワーク調整会議」報告
11.	NSCビューローミーティング出席報告

議事
1.	議事録確認
1)	前回運営委員会議事録確認(配付資料1)
 下記の修正の後、議事録は承認された。
*	p.2 上から26行目:Pu燃焼炉心 => U燃料高速炉心
*	p.2 下から18行目:常陽MK-III => 常陽MK-I
*	p.2 下から16行目:242Am、242mAmへの分岐 => 242gAm、242mAmへの分岐
*	p.2 下から9行目:TAGSデータの継続 => TAGSデータの検討を継続
*	p.3 下から14行目:4となる => JENDL-4となる
2)	本委員会議事録確認(配付資料2)
 議事録は原案通り承認された。

2.	審議事項
1)	核データセンターの中期目標をめぐる状況
 配付資料3に基づき、以後の議論の参考のために片倉委員から核データセンターの中
期目標をめぐる状況の説明があった。特定のプロジェクトのためのデータ整備ではなく、
目的はもう少し幅広く考えるべきであるという意見が多数を占めた。
2)	シグマ委員会あり方検討小委員会中間報告
 配付資料4に基づき、吉田委員より検討小委員会での議論が紹介された。シグマ委員
会に対する現状認識及び活性化が話し合われている。統合後の核データセンターの役割
も考慮して議論を進めるべきであるとのコメントがあった。
3)	JENDL-4の開発体制
 配付資料5に基づき、中川幹事から「次期JENDL検討小委員会」の答申を受けての
JENDL-4開発の体制及び問題点の報告があった。議論の結果、「次期JENDL検討小
委員会」の案をベースにJENDL-4の開発を進めることを決定した。なお、検討課題で
あった熱中性子散乱則データの整備に関しては、データのニーズはあるが現状ではマン
パワーの関係から断念することになった。また、FP核種については、対象核種を絞っ
た方がよいとのコメントがあり、柴田委員(FP核データ評価WG)が検討することに
した。
4)	核データセンターからの16年度委託研究・調査
 配付資料6に基づき、中川幹事から委託研究2件、委託調査2件の内容説明があっ
た。4件とも承認された。

3.	報告事項
1)	2003年核データ研究会報告
 配付資料7に基づき、大澤専門委員から11月27、28日に行われた核データ研究会
の報告があった。参加者総数は、121名であった。なお、11月26日に開催された核デ
ータ・チュートリアルには48名の参加があり、来年度もチュートリアルを継続してほ
しいとの意見が多数を占めた。
2)	High Priority Request List (HPRL)会合報告
 配付資料8に基づき、深堀専門委員からOECD/NEAで10月9、10日に開催された
HPRL改訂に関する会合報告があった。新SG-Cメンバー(各プロジェクトに2名づ
つ)の人選は、HPRLグループに一任することにした。
3)	米国断面積評価ワーキングループ及び核データプログラム会合出張報告
 配付資料9に基づき、深堀専門委員から標記の会合(11月4-7日、BNL)に関する
報告があった。ENDF/B-VIIは2005年末に公開の予定である。
4)	核構造・崩壊データ評価者ネットワーク調整会合報告
 配付資料10に基づき、片倉委員からIAEAで開催された標記会合(11月10-14日、
IAEA)の報告があった。日本の評価分担範囲(A=118-129)の変更はなかった。
5)	NSCビューロー会合報告
 配付資料11に基づき、長谷川委員からOECD/NEAで12月2日に開催されたNSC
(原子力科学委員会)ビューロー会合の報告があった。臨界安全ワーキングパーティー、
Pu燃料及び革新的燃料サイクルワーキングパーティー、分離変換ワーキングパーティ
ーの新規規約について議論された。
6)	核データ部会関連
*	来年春の原子力学会年会で国内実験施設の今後の展望に関する企画セッションを行
        う。
*	日韓合同セッション(4部会合同)を来年の秋、ソウル近郊で開催する。また、7
        月末には、サマースクールをポーハンで開催する予定である。

4.	その他
1)	宿題事項
   なし
2)	次回日程とオブザーバー
 3月19日東京で開催する。WG今年度活動報告・次年度計画の説明のために、WG
リーダーをオブザーバーとして招聘する。