シグマ委員会平成9年度第2回運営委員会議事録(案)

日時:1997年7月4日(金)13:30〜17:30
場所:原研本部 第1会議室
出席者:中嶋(法大、主査)、井頭(東工大)、石川(動燃)、北沢(東工大)、
    瑞慶覧(日立)、中村(東北大)、長谷川(原研)、前川(原研)、
    山野(住原工)、吉田(東工大)、
    幹事:柴田(原研)、片倉(原研)
    オブザーバー:喜多尾(データ工学)、川合(東芝)、佐々木(三菱重工)、
           深堀(原研)、松延(データ工学)

配布資料
1.平成9年度第1回運営委員会議事録(案)
2.科学と技術のための核データ国際会議報告
3.日本原子力学会核データ・炉物理合同特別会合
4.NEA/NSC WPEC:核データ評価国際協力ワーキングパーティ会議出席報告
5.第3回 NEA/NSC WPMA:測定活動ワーキングパーティ会合出席報告
6.第3回 NEA/NSC WPMA(測定活動 WP)and WPEC(評価国際協力 WP)合同会合報告
  (SG:C 会合 High Priority Request List 改訂作業)
7.Dr. Finck からの手紙
8.WPEC-SG-4 U-238 Inelastic Scattering Cross Section について
9.原子力学会誌シグマ委員会2年報の構成について
10.FP ワーキンググループの終息に伴う対応について
11.大澤評価計算システム WG リーダーより井頭核データ専門部会長への手紙
12.平成9年度シグマ特別専門/研究委員会議題(案)
13.高エネルギー核データファイル積分テストに関するタスクフォースについて
14.IAEA の Dr. Lammer から長谷川核データセンター長への FP Yield data の
      CRP への人選依頼の手紙

議事
I .議事録確認
1.前回運営委員会議事録の確認
  以下の訂正の後確認した。
   p2 上 16 行: 1 GeV -->  2 GeV
   p3 下 14 行: 核データの設計への適用性 -->  核データの評価への適用性
   p4 上 5 行及び 10 行: 配布資料5 -->  配布資料6

II .報告事項
1.トリエステ会議報告
配布資料2に基づき深堀専門委員から報告があった。参加登録者は425名(内日本から
は46名)、総合講演が20件、口頭発表が228件、ポスター発表が274件であった
。会議は比較的スムースに進行したが、最後にラジオ局と電話で結んで行われた公開討論
は、司会者のラジオ局とのやり取りが全く聞こえず成功したとはいえなかった。

2.日本原子力学会特別会合
柴田幹事より、炉物理専門部会では別に部会会合(国際ベンチマーク関連3件)を予定し
ており、特別会合では炉物理側の発表は合同会合では行わないとのことである。今後炉物
理側から合同会合に講演者を推薦するかどうかは全く不明であるとの報告があった。
シグマ側では境界領域を議論する場として必要と考えるので、炉物理側でも議論してもら
うよう働きかけることとなった。このため学会の中で提案する場がどこか井頭委員と瑞慶
覧委員が石川委員と佐々木専門委員のサポートを受け調べる事となった。

3.NEA/NSC WPEC 及び WPMA 会合報告
配布資料4、5、6に基づき、長谷川委員が報告した。
評価済核データライブラリーの現状については、JENDL は JENDL-3.3に向けて作業を開始
した、米国は、CSEWG を中心に ENDFの改訂が少しづつ進んでいる、欧州ライブラリーの 
JEF は核融合炉用の EFFと合体し JEFF-3 へ、中国は CENDL-3へ向けて現行ファイルの適
用性評価を行っている、IAEA では FENDLプロジェクトが進行している、ロシアでは 
BRONDのマイナーアクチニドの評価が進行している。サブグループでは、SG6(遅発中性子
データ)、SG12(核計算モデルの検証)がグループリーダーの交代で活動の活性化が計ら
れた。新規サブグループとして積分実験に基づく核データアジャストンルントのグループ
が検討されている。
測定活動では、日本、米国、欧州連合、ロシアから現状が報告された。何処もマンパワー
が不足しており、測定はしているものの解析が追い付かないのが現状である。
最優先核データ測定リクエストリストについては、現状の全項目を検討し、改訂した。今
後、このリストから更に重要度の高い最重要度リクエストリストを作成する。

 4.その他
1)配布資料7に基づき、NEA/NSC WPEC
評価国際協力の会合で提案された新たなワーキンググループの設置について紹介し、興味
のある方への参加を依頼した。
2)配布資料9に基づき、片倉幹事より学会誌2年報の構成案が報告された。

IV .審議事項
1.評価国際協力への対応
配布資料8に基づき、長谷川委員が WPEC SG4(U-238 Inelastic Scattering Cross
Section)への対応を説明した。Maslovの計算を使うことを提案する予定であったが、
Maslovの計算がまだ十分でなく、彼の評価値をそのまま使うのは妥当でないとの結論で、
今後新しい方針で臨む必要がある。E-mailで連絡をとり最終方針を決めたい。議論の結果、
この方針を了承した。
配布資料10に基づき、川合ワーキンググループリーダーが FPワーキンググループ終息
に伴う国際協力への対応を説明した。WPEC SG10の非弾性散乱断面積評価では、JENDL で
採用している DWBA ではなく Coupled Channelの計算を推奨する方向にある。今後、評価
計算システムワーキンググループでコード整備等を行うとともに FPグループの一部も上
記グループに参加し、国際協力に対応したい。議論の結果、評価計算システムワーキング
グループとコンタクトをとり、受けてくれるか、あるいはサブグループを作るか検討して
もらうこととなった。

2.評価計算システムワーキンググループ活動計画
配布資料11に基づき、井頭核データ専門部会長が大澤グループリーダーの考えを説明し
た。
1)JENDL-3.2 作成における理論計算上の問題点の検討
2)IAEA/CRP の RIPL(Reference Input Parameter Library)の検討
3)マイナーアクチニド評価用の計算コードのスペックの検討
以上の課題を達成するには人員の補強、リーダーの交代を含めた WGの再編が必要である。
議論の結果、WG に以下の作業を提案し議論してもらうこととなった。
1)JENDL-3.2 作成における理論計算上の問題点の検討
2)NEA/NSC SG10 関連の DWBA の妥当性の検討
3)RIPL のデータセットのリコメンデーションを2年程度を目処に作成

3.核種生成量評価ワーキンググループ活動計画
吉田専門部会長から、「運営委員会前にワーキンググループを設定できなかったので、議
論していない。次回の運営委員会まで報告は待って欲しい。」との説明があり、次回まで
待つことで了承された。

4.本委員会の準備
配布資料12に基づき、柴田幹事が本委員会の議題(案)について説明した。民間研究機
関の核データ活動についての報告は、議論の結果、瑞慶覧委員に行ってもらうこととなっ
た。また、当日は OHP
を用意するとともに、委員名簿を当日まで準備し、間に合わなかった場合は、少なくとも
変更部は準備することとなった。

5.高エネルギー核データの処理について
配布資料13に基づき、深堀専門委員が高エネルギー核データファイル積分テストに関す
るタスクフォースについて説明した。中高エネルギー領域では、統一的な断面積処理法及
び輸送計算法が確立しておらず、基準となるベンチマーク問題もないため、中高エネルギ
ーの核データの積分評価手法を検討するため、タスクフォースを設け1年間の調査活動を
行いたい。調査は以下の項目について行う。
1)断面積及び TTY 測定データの調査
2)ベンチマーク実験の調査・収集及び検討
3)断面積処理法と輸送計算法の調査
4)積分テスト手法の調査・検討
この提案に対し、炉物理委員会の活動とダブらないように注意してほしいとの要望があっ
たが、タスクフォースを設けることは了承された。なお、メンバーについては、候補があ
れば E-mail 等で深堀専門委員の方に連絡することとなった。

6.その他
配布資料14に基づき、長谷川委員が IAEA より FP の Yield に関する CRP
への人選依頼がきていることを報告した。6年程度の仕事となるが希望者、推薦をお願い
したい。
標準炉定数検討ワーキンググループのグループリーダーが長谷川委員から佐々木専門委員
へ交代したことが報告された。
核データの図を CD-ROM
化して欲しいとの要望がだされ、核データセンターで検討することとなった。

V.その他
1.確認事項
 1)宿題事項の確認
   �� 放射化ワーキンググループの具体的な活動目標を井頭専門部会長が確認する。
   �� 核データ・炉物理合同会合に関し、炉物理側の意見を聞く。
   �� 評価計算システムワーキンググループへの提案を部会長、事務局で行う。
   �� 核種生成量評価ワーキンググループの活動計画を次回報告する。
   なお、JENDL のコピーライトについては、trade mark
をとることであり、長谷川委員が対応を考えることで、確認した。

 2)次回日程
   10月23日(木)または30日(木)

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Jun-ichi Katakura
Nuclear Data Center
Department of Reactor Engineering
Japan Atomic Energy Research Institute
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