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                                  中重核評価WG会合議事録(案)

日時:平成11年10月4日(月) 13:30-16:30
場所:原研本部第2会議室
出席者:浅見 哲夫(データ工)、渡部 隆(川重)、北沢 日出男(東工大)、
       山室 信弘(東工大)、播磨 良子(CRC)、柴田 恵一(原研)

配布資料
MHN-99-14 	Cr-52断面積図 (浅見)
MHN-99-15 	JENDL-3.3 V、59Coの評価状況 (渡部)
MHN-99-16 	Niの中性子断面積の再評価(山室)
MHN-99-17 	Nb再評価作業の進捗状況 (7)(渡辺)

議事
1. 議事録確認
 前回の議事録を確認した。

2.	Cr, Tiの評価
 浅見委員より配布資料MHN-99-14に基づき説明があった。Cr-52の共鳴パラメー
タの評価を進めた。Cr、Tiのしきい反応については、JENDL/F-99及びJENDL/D-99
と比較検討する。Cr及びTiの評価結果は11月までにENDFフォーマットで編集す
る。

3.	V, Co-59の評価
 担当の渡部委員から報告があった(MHN-99-15)。Vの2200m/s断面積を
Mughabghabの値とconsistentにするために、2本の負の共鳴パラメータを調節した。
しきい反応断面積はHigh Sincrosにより計算中である。評価結果は10月末までに纏
まる予定である。

4.	Niの評価
 山室委員により進捗状況の説明(MHN-99-16)があった。Ni-60の中性子スペクトル、
ガンマ線スペクトル、連続準位の非弾性散乱から放出されるガンマ線の多重度等に
ついてJENDL-3.2の評価値とSINCROSの計算値との比較を行った。また、共鳴パ
ラメータ評価のためにREPSTORシステムを自宅の計算機にインストールした。

5.	Nbの評価
 渡辺委員により(n,γ)反応の評価結果が示された(MHN-99-17)。評価には
quick-GNASHを用い、光学模型パラメータ及び準位密度パラメータはJENDL-3.2
の評価に使ったものと同じものを用いた。ガンマ線生成に関しては、多重度(MF12)
よりも生成断面積(MF13)で与えた方がよいとの意見があり、検討することになった。

次回会合
 平成12年1月17日(月) 原研本部にて

Action List
1.	井頭:ガンマ線のスペクトルデータを電子メディアで編集し、柴田委員に送付。
2.	柴田:Quick GNASHで、GAMFILが使えるようにする。
3.	浅見:Cr、Tiの評価結果を11月末までに、柴田委員に送付。
4.	渡部:V、Coの評価結果を10月末までに、柴田委員に送付。
5.	北沢:Al、Siの評価に使った模型パラメータを柴田委員に送付。
6.	渡辺:JENDL Fusion Fileに収納されているNb-93の中性子スペクトルデータの
           ゼロエネルギー付近をチェック。(蒸発スペクトルになっていることを
確認する。)