ENSDFグループ会合議事録(案)
日 時 平成12年3月6日(月) 13:30−17:00
場 所 原研東海研 研究2棟222会議室
出席者 飯村秀紀(原研),大矢進(新潟大),片倉純一(原研),神戸政秋(武蔵工
大),喜多尾憲助(データ工学),天道芳彦(理研),堀口隆良(広島国際大)
橋爪朗(元理研,オブザバー)
(欠席者) 小川建吾(千葉大),大島真澄(原研),田村務(高度情報科学技術研究機構)
配布資料
1) ENSDFグループ活動報告(案)
2) 最近の評価に対するレーフリーの傾向
3) 核図表改訂案
4) BNLからのメール(priority list)
5) IAEAからのメール(IAEA核構造データ評価ネットワーク会合(2000.12,
ウイーン)案内)
6) S. Ohya and K.Kitao: Nuclear Data Sheets for A=119, Nucl. Data
Sheets 89, 345-480 (2000).
議事内容
1) 来年度メンバーの確認
平成12年度は以下のメンバーで対応することにした。
飯村秀紀(原研),大島真澄(原研),大矢進(新潟大)片倉純一(原研),神戸
政秋(武蔵工大),喜多尾憲助(データ工学),田村務(高度情報科学技術研究
機構),天道芳彦(理研),堀口隆良(広島国際大),
このうち堀口氏は核図表改訂を担当する。また橋爪朗(元理研)氏がオブザバーと
して常時参加する。
2) 平成11年度活動報告・12活動計画の検討
平成11年度の活動報告が一部修正の上,承認された。また来る3月21日の運営委員
会に報告する来年度作業計画が承認された。平成11年度中の当グループの出版は次
のとおり。
a) S. Ohya and K.Kitao: Nuclear Data Sheets for A=119, Nucl. Data Sheets
89, 345-480 (2000).
b) J. Katakura: Nuclear Data Sheets for A=125, Nucl. Data Sheets 86, 955-
1118(1999).
2.1) 核構造データの評価
a)A=121が校了。近くNDS誌上で公開される予定。著者校正中のA=120(喜多尾・
天道・橋爪),A=128(神戸・喜多尾)について,至急校了にするよう担当者に要請
した。
b)前年度に引き続きA=122 (田村),A=123 (大矢),A=129 (天道)について,改
訂作業を継続する。
c)引用文献の採用時点の古い質量数の次の核種について新たに作業を開始する。
( )内は,担当者。 A=118(神戸), A=127(橋爪),A=126(片倉)
2.2) NSR(核科学)技術文献ファイルへの入力
引き続いて理研グループ(放射線研究室)が担当するが,同研究室主任が退職す
るため,4月以降にならないと継続して引き受けるかどうか確定できない。(3月
22日,天道氏より引き続いて担当が可能である旨の連絡が入った)
2.3) ユーザー向けデータの編集
ENSDFを基礎に以下のデータ表を編集・出版する予定。
a)マイナーアクチニドのγ線表 (喜多尾)
b)2000年版核図表の編集(堀口,片倉)
核図表担当の堀口氏,超重元素の発見によって,今後掲載する核種が増える
ことを想定して,ページの増加,またそれに伴って裏に記載する定数など,
2000年版核図表の見直し計画が説明された。また誤植の訂正,指摘された核
異性体寿命の表記,AudiらのNubase(1997)との整合をとることなどが表明さ
れた。
c)主要核種の崩壊データ表 (片倉,田村,喜多尾)
主要核種,例えば法規に掲載されている核種について,崩壊当たり放出強度
で表した放射線データ表を作成する。
3) その他
今2000年12月IAEAで行われる国際核構造データ評価ネットワーク会合の当グルー
プの片倉(原研)が出席するが,それまでに,ENSDF編集上の意見などをまとめる。
2000.3.23 (データ工学) 喜多尾憲助