深堀@核データセンターです

去る3月14日に行われました高エネルギー核データ評価WG
全体会合の議事録(案)をお届けします。

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Tokio Fukahori
  Nuclear Data Center
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シグマ研究委員会・核データ専門部会・高エネルギー核データ評価WG
1999年度第1回全体会合議事録(案)


日 時: 平成12年3月14日(火) 13:30〜17:30
場 所: �蟷杏�総合研究所 セミナー室
出席者: 岡本(日大)、石橋、渡辺(九大)、浅見(データ工学)、義澤(三菱総
研)、
      真木(日立)、村田(アイテル)、山野、小迫(住友原子力)、渡部(川
重)、
      池田(三菱重工)、有賀、中島、岸田、深堀(原研)
(15名、敬称略、順不同)

配布資料:
・HE-99-01	高エネルギーファイル作成SWG 
平成11年度活動報告・12年度活動計画(渡辺)
・HE-99-02	JENDL High Energy Fileファイル化の現状(深堀)
・HE-99-03	光核反応ファイル作成SWG 
平成11年度活動報告・平成12年度活動計画(岸田)
・HE-99-04	JENDL Photonuclear Data Fileファイル化の現状(深堀)
・HE-99-05	IFMIFファイル作成SWG 
平成11年度活動報告・平成12年度活動計画(深堀)
・HE-99-06	JENDL High Energy File (IFMIF)ファイル化の現状(深堀)
・HE-99-07	PKA/KERMAファイル作成SWG 
平成11年度活動報告・平成12年度活動計画(深堀)
・HE-99-08	JENDL High Energy File (IFMIF)ファイル化の現状(深堀)
・HE-99-09	高エネルギー放射化断面積検討SWG 
平成11年度活動報告・平成12年度活動計画(浅見)
・HE-99-10	JENDL-HEレビューグループの提案(山野)
・HE-99-11	微分レビューの方法(案)(深堀)


議事:
1. 前回議事録確認
 前回議事録を確認した。

2. 一般報告事項
2.1	核データ国際会議
 深堀委員より2001年に開催予定の「科学と技術のための核データ
国際会議」(ND2001)準備状況が報告された。

2.2	第1回ワークショップ「加速器駆動型未臨界炉と原子核物理」
 深堀委員、渡辺委員その他標記ワークショップ参加者から会合の雰
囲気などが報告された。核物理サイドの研究者もJAERI-KEK統合計画
の進展に伴い、炉物理や核データに関して無視できないという状況に
なってきている。協力的な雰囲気ができつつあり、歓迎される。

2.3	原子力学会 核データ部会設立
 山野委員より原子力学会核データ部会が春の年会で設立される予定
であり、その準備状況を含めて報告された。協力を依頼された。

3. 各SWG報告:平成11年度活動報告及び平成12年度活動計画
3.1	高エネルギーファイル作成SWG
 配付資料HE-99-01,02を用いて渡辺SWGリーダーより平成11年度
活動報告及び平成12年度活動計画が報告された。
<活動報告>
-作業分担をPriorityごとに決定した。
-評価進捗状況
    評価終了核種
	H-1(中性子のみ), Al-27, Hg-196,198,199,200,201,202,204
    計算/評価ほぼ終了核種
	C-12, N-14, O-16, Na-23, K-39,41, Ca-40,42,43,44,46,48,
	Ti-46,47,48,49,50, V-51, Cr-50,52,53,54, Mn-55, Fe-54,56,57,58,
	Ni-58,60,61,62,64, Mo-92,94,95,96,97,98,100, Ta-181
-評価手法の検討
	150-250 MeV領域を境に低エネルギー側は前平衡+統計模型
	計算コード(GNASH, EXIFON, SCINFUL/DDX)、高エネルギー側は
	カスケード系コード(QMD, HETC)で評価を行い、両者の整合性をつ
	けて接続する評価方法を採択。核子光学ポテンシャルに関しては、
	基本的にECISPLOTを使った決定方を採用する。C-12, U-238につ
	いては回転体模型による結合チャンネル理論を用いた計算を行う。
	実験値が少なく光学ポテンシャル決定が困難な核種については
	仁井田の経験式(TOTELA)を用いて計算する。
-各種ツールの作成
	ファイル化コード(COMPATH)、高エネルギー核分裂計算コード(FISCAL)、
	Q値追加コード(ADDQ)等を整備。
<活動計画>
-Priority 1核種のファイル化、Priority 2,3核種の評価とファイル化を進める。
-ファイル化に必要なコードを整備する(例えば、GNASHからの同位体生成断面積格
納)
-微分データレビュー
-平成12年度会合開催予定は4回。
 中島委員よりJAERI-KEKE統合計画では、安全審査などの手続き上JENDL
High Energy Fileを平成12年度末までに報告書を含めて公開して欲しいとの
要望が出された。特に加速器のビーム電流が、333μA(<3 GeV)、15μA(<50 GeV)
であるので、遮蔽、放射化量の推定(空気、排水(トリチウム生成)など)用のデー
タ
が必要である。これに対し検討した結果、
-ファイルは、まとまった段階で第1版として公開し、改訂が必要であれば
  随時改訂を行う。Priority 1,2を当面の目標とし、Priority 3は努力目標とする。
-報告書は当面JAERI-Data/Codeで作成し、その後論文とする。
とした。

3.2	光核反応データファイル作成SWG
 配付資料HE-99-03,04を用いて岸田SWGリーダーより平成11年度活動報告
及び平成12年度活動計画が報告された。
<活動報告>
-評価進捗状況
    下記の26核種について評価・ファイル化を終了した。現在、
    フォーマットチェック中。
	H-2, Be-9, C-12, N-14, O-16, Si-29,30, V-51, Fe-54,56,
	Ni-58, Cu-63,65, Zn-64, Zr-90, Nb-93, Gd-160, Ta-181,
	 W-182,184,186, Pb-204,206,208, U-235,238
-IAEA Photonuclear Data Library作成に関する国際協力
    標記ファイルにJENDLからH-2, N-14, O-16, Fe-54,56, Ni-58, Cu-65,
    Zn-64, Ta-181, W-182, 186の11核種がRecommended Fileに、
    Si-28,29,30, Nb-93, U-235,238の6核種がBack-up Fileに採択された。
<活動計画>
-Al-27, Si-28, Ca-40, Au-197の4核種の評価とファイル化を進める。
-上記4核種と既にファイル化した26核種をあわせて、JENDL Photonuclear
   Data File, ver.1として公開する。
-平成12年度会合開催予定は3回。

3.3	IFMIF用ファイル作成SWG
 配付資料HE-99-05,06を用いて深堀SWGリーダーより平成11年度活動報告
及び平成12年度活動計画が報告された。
<活動報告>
-Na-23〜W-186の42核種についてJENDL-FFまたはJENDL-3.2との
  接続を含むファイル化を行った。
-現在、ファイルのフォーマットチェックを行っている。
<活動計画>
-残り14核種の評価及びファイル化。ただし、高エネルギーファイル作成SWGの
   結果次第では、これを取ることにしたい。従って、現状のファイルのみでの
   公開も考慮する。
-レビュー作業
-できるだけ早い時点で公開したい。
-レポートの作成
-平成12年度会合開催予定はない。

3.4	PKA/KERMAファイル作成SWG
 配付資料HE-99-07,08を用いて深堀SWGリーダーより平成11年度活動報告
及び平成12年度活動計画が報告された。
<活動報告>
-Al-27、Fe-56に関する50 MeV までのESPERANTコードによる処理のテストを行った。
<活動計画>
-IFMIF用ファイルの完成後、ESPERANTによる処理を行う。
-レビュー作業
-できるだけ早い時点で公開したい。
-レポートの作成
-平成12年度会合開催予定は1回。

3.5	放射化断面積検討SWG
 配付資料HE-99-09を用いて浅見SWGリーダーより平成11年度活動報告
及び平成12年度活動計画が報告された。
<活動報告>
-JENDL 放射化断面積ファイルの問題点検討。
-アイソマー生成比の検討
-しきい反応断面積検討アドホックWGへの協力
<活動計画>
-積分テストの検討
-しきい反応断面積検討アドホックWGでのレビュー作業
-高エネルギーからの希望核種調査
-アイソマー生成比の系統性検討
-平成12年度会合開催予定は1-2回。

4. 評価済データのレビュー方法検討
 配付資料HE-99-10を用いて山野委員から微分レビュー方法を検討する
グループ(SWG)設置の提案がなされた。また、たたき台として微分レビューの
方法に関する資料(配付資料HE-99-11)の説明が、深堀委員より行なわれた。
検討の結果、短期(会合2回のみ)のSWGとして微分レビュー検討SWG(仮称)
の設置が採択された。SWGメンバーは、以下の通りとする。
	岡本、川合、岸田、中島、深堀、真木、山野、渡辺の各委員
尚、SWGリーダーは真木委員を選任した。微分レビュー検討SWGは、平成12
年度の早い時期に会合を開き、検討結果を報告することとした。
 積分テストに関しては炉定数専門部会にWGを設置してもらうように、
運営委員会で山野委員が提案することとした。

5. ND2001への対応
 ND2001の発表に関して、ファイル全体の発表はSWGリーダーが、
その他評価など詳細は個人で発表することとした。調整は各SWGで行う。

6. その他
 次回全体会合は今年度のまとめのため、年度末に開催予定。
各SWG会合はSWGで独自に設定する。