シグマ委員会 各位

東工大の山野です。

3月22日に開催されたシグマ委員会炉定数専門部会品質保証検討グループ議事録を
配信いたします。

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   平成17年度シグマ委員会炉定数専門部会品質保証検討グループ議事録

日 時:2006年3月22日(水)13:30-17:30
場 所:システム計算科学センター小会議室
出席者:山野 直樹(東工大、GL)、吉田 正(武蔵工大)、中島 健(京大炉)、
    上松 幹夫(東芝)、田原 義壽(EDC)、瑞慶覧 篤(ナイス)、
    須山 賢也(JAEA)、奥村 啓介(JAEA)、石川 眞(JAEA)、
    柴田 恵一(JAEA)、岩本 修(JAEA)
配付資料
1. ANSI/ANS-19.1-2002 nuclear data sets for reactor design calculations
2. DRAFT: Criticality safety benchmark calculations with MCNP-4C3 using ENDF/B-VII beta1 nuclear data
3. DRAFT: Shielding benchmark calculations with MCNP-4C3 using ENDF/B-VII beta1 nuclear data
4. JEFFの品質保証について
5. JEF/DOC-594 Quality Plan for the Assembly and Maintenance of the JEFF Library
6. JENDL-4に向けての品質保証について
7. 核データ品質保証について(LANL河野氏メモ)
議事
1. 本検討グループの設置目的、タスクおよび設置期間についての説明がなされた。
  JENDL-4の評価において、必要とされる品質保証の要件をまとめるのが本検討グループのタスク
  である。設置期間は2年を目処とする。
2. 資料1に沿って、柴田委員よりANS Standard ANSI/ANS-19.1-2002の説明がなされた。
3. 資料2,3に沿って岩本委員よりENDF/B-VIIbeta1の臨界・遮蔽ベンチマークについて説明がなされた。
4. 資料4,5に沿って須山委員よりJEFFの品質保証について説明がなされた。
5. 資料6に沿って山野GLよりJENDL-4に向けての品質保証のあり方について説明がなされた。
  一般的は品質保証はISO9001/2000に準拠する。JENDL-4もこの考え方を取り入れた品質保証を考える。
   1. 品質保証態勢および方法を明記した品質保証マニュアル(品質マニュアル)の作成。
   2. 品質マニュアルに従って製品の作成・管理および継続的な改善。
   3. 品質に関する記録文書の作成と適正な管理。
   4. 不適合が生じた場合の取り扱い。
  JENDL-4評価および整備作業において品質を保証する要件は下記の通り。
   1. 説明責任
   2. 情報発信
   3. 透明性
  これらの要件を満たすためにはトレーサビリティが必要である。そのため、下記の記録と
  報告書を発行する。
   A. 評価に用いた手法・手順、実験データ、計算手法、計算パラメータ、評価結果の記録。
   B. 積分検証に用いた断面積データ処理、輸送計算手法、検証方法・手順の記録。
   C. 積分検証結果による予測制度、適用性をまとめた評価報告書の作成。
   D. 上記の記録を適正に保存・管理するとともに評価報告書を発行する。
  これらを確実に実施するために、実施体制、手順、文書記録および管理の方法、手順を明記
  した品質マニュアルを作成し、この品質マニュアルに従って整備作業を実施する必要がある。
  本検討グループでは、2006年度において、上記の記録に関する必要な情報や記録様式について
  のA,B,Cの基本的な骨子をまとめる。次年度の検討作業として、品質マニュアルを作成し、
  シグマ委員会の審議事項とする。
6. 担当は下記の通りとする。
  A: 吉田、瑞慶覧、柴田、岩本
  B,C: 山野、中島、上松、田原、須山、奥村、石川
  次回会合に各担当から記録に関する必要な情報や記録様式についての骨子案を提出し検討する。

次回予定:2006年6月23日(金)13:30-17:30 場所:上野計算科学会議室

 以上
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山野直樹 特任教授
東京工業大学 原子炉工学研究所 N1-12
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
Tel: 03-5734-2966 Fax: 03-5734-2962
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