シグマ研究委員会共分散評価WG 議事録 


1.日時・場所 平成7年8月23日(水) 13:30-17:30
                        8月24日(木)  9:30-17:30
                        8月25日(金)  9:30-12:00
        原研東海研究所
2.参加者   菊池 康之 (原研)    中島 豊 (原研)    柴田 恵一 (原研)
                千葉 敏   (原研)    村田 徹 (日本核燃料開発) 
                石川 真   (動燃)    松延 廣幸 (住友原工)  
                神田 幸則 (九大)    河野 俊彦 (九大)      の9名

3.前回のWG議事録の訂正
  ○ 誤) COV95-1 O-16(n,n)角度分布の誤差評価                     (村田)
  ○ 正)         O-16(n,n)角度分布の誤差評価                     (村田)
  ○ 誤) 次回会合  平成6年
  ○ 正) 次回会合  平成7年 

4.配布資料
  ○ COV95-4 : 高速炉の炉定数調整研究におけるμの評価           (石川)
  ○ COV95-5 : Pu-239全断面積の誤差評価                         (柴田)
  ○ COV95-6 : μをJENDL-3.2とENDF/B-VIで比較したグラフ         (菊池)

5.議事
(1) 石川氏から、μの評価についての資料が提出された。            (COV95-4)
  ○ Na-23,O-16,Fe,U-238のμの共分散の設定
  ○ Na-23のμの変化に共鳴構造が無いが、光学模型計算の結果であろう。
  ○ U-238では感度が大きいので影響が大きい。
  ○ μの変化は輸送断面積を通して核特性に影響する。特に制御棒やNaボイド
       反応度への影響が大きい。

(2) 柴田氏からPu-239の全断面積の誤差評価をKALMANで行ったものが提出された。
                                (COV95-5)
  ○ ポテンシャルパラメータは川合氏の出したものを使用した。
  ○ 結果にχ^2を全体に掛けるかどうか、議論されたが結論は出ていない。
  ○ 後で判断が出来なくなるような人為的な誤差を入れないでほしい、という
    意見があった。

(3) 8月23,24日の2日間の共分散評価の作業報告が行われた。
  ○ 中島氏:Na-23の捕獲、散乱断面積の共分散を作成した。
  ○ 松延氏:U-233の全断面積共分散をECISで計算した。

(4) 担当核種の確認と今後の全体の方針について議論された。
  ○ U-233は、最初の目標に入れていなかったが、共分散評価の対象とする
    ことを確認した。
  ○ U-233、U-235の共分散評価を河野氏が手伝う事を確認した。

6.次回会合  平成7年10月13日 13:30〜17:30
        原研本部第2会議室