遅発中性子ワーキンググループ平成１３年度第二回会合議事録


開催日時：平成１４年３月１８日（月）１３：３０−１７：３０
　　　　（原研東海研究２棟）

出席者：大澤孝明（近畿大），岡嶋成晃（原研），片倉純一（原研），桜井健（原研），
　　　　瑞慶覧篤（日立），中川庸雄（原研），山根剛（原研），吉田正（武蔵工大）

配布資料：
　ａ．Evaluation of Delayed Neutron Data for JENDL-3.3（吉田委員）
　ｂ．Reprint from J. Nucl. Sci. Technol., 38 (2001) 1120?1125（中島委員）
　ｃ．NEA/WPEC Draft 'Delayed Neutron Data for the Major Actinide'（岡嶋委員）

１．審議事項

１）本WGの活動を今回の会合をもって終了することを確認した。

２）本ＷＧの成果の一部は配布資料ａに纏められているが，活動の成果全体を網羅する
　　英文報告書を別途JAERI-Researchとして刊行することとした。作成のためのＷＧ会
　　合は持てないので電子メイルでのやりとりで行う。

３）成果報告書の仮題，構成および執筆者を以下のように定めた。

　仮題：Evaluation and Related Topics on Delayed Neutron Nuclear Data
　構成：括弧内は執筆予定者。＊は内容に関するキーワード

　1. Introduction （吉田）
　　　　＊歴史的経緯（ＷＧ発足，ＳＧ６との関係，JENDL-3.3）
　2. What is the Delayed Neutron Data? （岡嶋，瑞慶覧）
　　　　＊教科書的知識の再確認と各量の定義の明確化
　3. Evaluation toward JENDL-3.3 
　　3.1 Delayed Neutron Yield
  　　3.1.1 Microscopic Data （吉田，中川）：図を３核種分入れる
　　　3.1.2 Adjustment　（桜井）
　　3.2 Six Group Constants
  　　3.2.1 Compilation and Recommendation by SG6 （片倉）
　　　　＊６群定数のRefitting，Ｂファーマット上の制約
　　3.3 Energy Spectrum　（中川，吉田）
　　　  ＊ なお各種データの他ファイルとの比較は必要に応じ各節で行う。
　4. Related Topics 
　　4.1 Application of JENDL-3.3 Data （桜井）
 　　　 ＊ JENDL-3.3採用データ（Adjustment結果とは若干異なる）での積分値
　　　　　(beta-eff)などの再現性。できれば断面積定数もJENDL-3.3で。
　　4.2 Period vs. Reactivity　（山根，田原）
　　4.3 Precursor-wise Study　（親松）
 　　　 ＊ 核データ研究会での話の要約
　　4.4 271-Group Kinetics Study　（親松）
　　　　＊ 核データ研究会での話の要約
　　4.5 Energy Dependent Structure in Delayed Neutron Yields（大澤）
　　　　＊ 核データ研究会での話の要約
　　4.6 TCA U1.83　（中島）
　　4.7 Status of Pn Data　（橘）
　5. Conclusion （吉田）
　　　　＊ MA，今後の展望など

　Appendix　JENDL-3.3の全核種のＤＮデータ
　　　  ＊遅発・即発中性子収率，遅発中性子割合（fissile毎），
　　　　　６群データの表（Lambda,alpha）

３）原稿締切は８月末，吉田委員必着とした。書式はWORDで統一し，図もWORD
　　に張り付ける。