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          第3回次期JENDL検討小委員会議事録(案)

日 時:平成14年12月19日(木)  13:30-17:20
場 所:住友原子力工業(株)会議室
出席者:尾川浩一(法政大)、坂下毅一郎(三菱重工)、河野俊彦(九大)、
    瑞慶覧篤(日立)、田原義壽(三菱重工)、山野直樹(住友原子力)、
    石川眞(サイクル機構)、千葉敏、深堀智生、岩本修、柴田恵一(原研)

配付資料
J4-15	バックエンドからの次期JENDL4への要望        坂下
J4-16	放射性医薬品利用の観点から             尾川
J4-17	天体核データ評価ワーキンググループのスコープ    千葉
J4-18	JENDL-4評価体制に対するコメント           河野

議 事
1. 前回議事録確認
 前回議事録を無修正で承認した。

2. バックエンドからの要望
 坂下氏が、バックエンドの観点から以下のような核データに対する一般的な要
望を説明した。(配付資料J4-15)
 * 材料開発、燃焼度クレジット等の設計高度化に対応できるように、ライブラリー
   収納核種数はなるべく多くしてほしい。
 * 天然元素データを収納してほしい。(炉定数のレベルであればよい。)
 * ORIGEN用ライブラリーの精度向上。
 * 燃焼度クレジット導入の観点から、FP及びアクチニド核種データの精度向上。
 * キャスクの遮蔽設計からは、使用済MOX燃料での2次ガンマ線生成量評価の精度向
   上を期待する。(UO2燃料に比べ、中性子強度が1桁上昇。)

3. 放射性医薬品利用の観点からの要望
 尾川氏が核医学診療に於ける放射性医薬品利用について報告した。(配付資料J4-16)
核医学では、現在、15核種が放射性医薬品として使われている。必要な崩壊データは、
殆どそろっているが、Sm-153、Re-186等のデータが必要とされている。

4. 天体核データ評価
 千葉氏がシグマ委員会に於ける天体核データ評価計画を配付資料J4-17に基づき報告
した。r-プロセス・ネットワーク計算を行うために3000核種以上の核データが必要と
なる。不安定核の中性子反応データはJENDL-4のFPデータとしても使える可能性があ
る。

5. JENDL-4評価体制について
 河野氏が以下のようなJENDL-4の評価体制に関するコメントを発表した。
 * 新たに行う評価作業は基本的に核データセンターが行い、他の研究機関・企業へ
   の委託、外注を減らす。
 * 諸外国のプロジェクトとの連携を強化する。JEFF、ENDFとの連携を進めるが、こ
   れは統一ライブラリーの作成を意味しない。
 * すぐに成果が期待できるものとしては、FP核データ、天体核データ、MA 核データ
   が挙げられる。
 * JENDL-4 作成においては、常に核データセンターがイニシアティブをとる。

6. 損傷用核データ
 深堀氏が、12月11日サイクル機構大洗工学センターで開催された材料損傷に関する
研究会で出された核データへの要求について報告した。
 * ガス生成ライブラリーが必要である。
 * DPA断面積を計算するために、荷電粒子スペクトル(PKAを含めて)をライブラリ
   ーに含めてほしい。
 * 59Ni 及び Dy のデータが必要である。

7. その他
 これまでの各分野からのJENDL-4に対する要望を考慮して、今後、2回の会合で
JENDL-4のスコープ、開発体制を議論する。

次回会合
  日時:2003年1月30日(木)13:30−17:00
  場所:住友原子力工業会議室