Ｓｈｉｅｌｄｉｎｇ積分テストＷＧ
　　　　　　　　　　　　２００３年度第１回会合 議事録（案）

日　時　：２００４年３月１１日（木）１４：００〜１７：００
場　所　：住友原子力工業（株）会議室
出席者　：長谷川、前川、今野、西谷、佐藤、(原研)、市原(京大炉)、前田(サイクル機構)、
　　　　　佐々木、植木（ARTECH）、星合(CRC)、松本（三井造船：オブザーバー）、
　　　　　山野(住友原子力) 　
　　　　　以上１２名〈敬称略・順不同〉

配布資料：
 SB-03- 1: Comment to unresolved resonance data in JENDL-3.3 [今野委員]
 SB-03- 2: ORNL実験解析 [佐々木委員]
 SB-03- 3: 総合核データ利用システム（核データ加工・利用システム）[山野委員]
 SB-03- 4: JENDL-3.3遮蔽積分テスト報告書（案）[山野委員]
 SB-03- 5: 核融合中性子工学・遮蔽工学に対するJENDL-3.3の積分検証 [山野委員]
 SB-03- 6: Shielding積分テストWG平成15年度活動報告および平成16年度計画（案）
　　　　　　[山野委員]
 
議　事　：
１．前回会合議事録(案)の確認がなされた。議事6のU-238を削除訂正することで承認され
　た。

２．今野委員より資料SB-03-1に基づき、JENDL-3.3 Nb-93, Mo等における非分離共鳴と
　smooth partの接続の問題点が指摘された。100keV近傍のaverage reduced neutron 
　width, Γn の評価値が大きすぎるのが原因と考えられ、改善が必要であるとのコメン
　トがなされた。

３．佐々木委員より資料SB-03-2に基づきORNL Fe, SS, Naの積分テスト最終結果が報告さ
　れた。

４．山野委員より資料SB-03-3の説明があり、文部科学省公募事業である｢高度放射線測定
　技術による革新炉用原子核データに関する研究開発｣の一部である、｢総合核データ利用
　システム｣のうち、｢核データ加工・利用システム｣のシステム概念と進捗状況が報告さ
　れた。本システムは遮蔽ベンチマーク問題をデータベースとして格納する仕様であり、
　本WGの成果の公開後、知見を本システムに入れることが了承された。

５．山野委員より資料SB-03-4及びSB-03-5の説明があり、JENDL-3.3の遮蔽積分テスト報
　告書の目次案及び内容について議論した。報告書として英文原稿をとりまとめ、JNST英
　文論文誌に投稿することを目指すと共に、詳細結果についてはJAERI-Review等で発行す
　ることが了承された。とりまとめは山野グループリーダーが行い、各章節の分担責任執
　筆担当者が決定された。付録には、ベンチマーク解析に用いた入力データ、計算結果と
　実験結果の比較データ及び特別に作成したサブルーチン等についての情報を掲載するこ
　ととし、とりまとめを前田委員が行うこととした。各実施担当者は前田委員に数値デー
　タ等を送付する。出版にあたって必要な掲載許可を予め原著者から各担当者が取得する。
　各担当者の原稿は７月を目途に作成し、分担責任執筆担当者に送付する。分担責任執筆
　担当者は１１月末を目途に所掌の章節の原稿を完成させる。１７年２月目途に英文論文
　誌に投稿するスケジュールとした。表はエクセル形式とし、図はEPS形式として分担責
　任執筆担当者に送付することが決められた。最初に各実施担当者が提出可能な結果等を
　分担責任執筆担当者に送付する。

６．山野委員より資料SB-03-6の説明があり、平成15年度活動報告および平成16年度計画
　（案）を審議し了承された。前川委員（原研）の退任が了承された。

次回会合予定：　未定

次回予定議題：　JENDL-3.3遮蔽積分テスト報告書原稿の検討（各担当委員）
　　　　　　　　その他
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上