平成17年度第1回シグマ研究委員会運営委員会議事録

日 時:2005年6月17日(金) 13:30-17:45
場 所:東工大原子炉工学研究所 北1号館1階会議室
出席者:井頭政之、山野直樹(東工大)、吉田正(武蔵工大)、古林徹(京大炉)、
    石川眞(JNC)、田原義壽(エンジニアリング開発)、長谷川明、水本元治、
    片倉純一、中川庸雄、深堀智生、奥村啓介、柴田惠一(原研)

配付資料
  1. 平成16年度第2回シグマ研究委員会運営委員会議事録(案)
  2. 崩壊熱評価ワーキンググループ平成16年度活動報告と平成17年度活動計画
  3. 核種生成量評価WGの平成16年度活動報告と17年度計画
  4. 核分裂生成物収率データ評価WG平成16年度活動報告・17年度活動計画
  5. ENSDFグループ活動報告
  6. CINDAグループ平成16年度活動と17年度の予定
  7. 医学用原子分子・原子核データグループ平成16年度の活動概要及び平成17年度の
   活動計画
  8. 核データニュース編集委員会平成16年度活動と17年度の予定
  9. HPRLグループ平成16年度活動報告・平成17年度活動計画
 10. シグマ特別専門委員会・シグマ研究委員会本委員会
 11. 第17回NEA/NSC核データ評価国際協力ワーキングパーティー会合
 12. 第16回OECD/NEA/NSC(原子力科学委員会)会合概略
 13. 第14回OECD/NEA/NSC(原子力科学委員会)実行グループ(EG)会合概要
 14. 第16回IAEA-NSDD(核構造・崩壊データ)ネットワーク会合
 15. 2005年核データ研究会について
 16. 原子力学会2005年秋の大会のプログラム編成(核データ関連分)
 17. 核データ総合評価WG(仮称)の設置提案

議事
 1. 議事録確認
   前回運営委員会議事録(配付資料1)は原案通り承認された。

 2. 審議事項
 1) 各WGの16年度活動報告及び17年度活動計画
 (a) 崩壊熱評価WG
   配付資料2に基づき、吉田WGリーダーが報告した。16年度はTAGSデータを用いてFP
  崩壊熱計算を実施すると共に、WPECにFP崩壊データに関するサブグループ(SG25)を
  立ち上げた。17年度は、JEFF-3.1を含め、崩壊熱計算/解析を継続する。また、アク
  チニド崩壊熱標準化に向けての予備的検討を行う。
 (b) 核種生成量評価WG
   配付資料3に基づき、奥村WGリーダーが報告した。16年度は、活動報告書の出版、
  アクチニド崩壊熱評価手法の検討、軽水炉における核種生成量の時間的変化と1群断
  面積感度の検討、Am-241照射後試験データの誤差伝播検討等を実施した。17年度は、
  アクチニド崩壊熱評価手法の検討を継続すると共に、照射後試験データの整備、ポス
  トORIGEN2コードの開発検討等を行う。
  (c) 核分裂生成物収率データ評価WG
   配付資料4に基づき、片倉WGリーダーが報告した。16年度は、収率の系統性に関す
  る理論的考察を行うと共に、JENDLでの核分裂収率データについて検討した。17年度
  は、ENDF/B-VIの独立収率データの調査、高エネルギー収率データの調査および
  Madland-Nixの計算値に測定データを加えたファイルの作成を予定している。
 (d) ENSDFグループ
   配付資料5に基づき、片倉委員(飯村WGリーダー代理)が報告した。16年度は、日
  本分担分のデータ更新及びマイナーアクチニドのγ線表、WWW用核図表データの更新、
  2004年版核図表の出版を行った。17年度は、引き続き分担分のデータ更新を行うと共
  に、マイナーアクチニドのγ線表を原研報告書として出版する。
 (e) JENDL編集グループ
   柴田Gリーダーが報告した。16年度はJENDL-3.3のフィードバック情報を収集した。
  17年度はJENDL-3.3のフィードバック情報の収集を引き続き行うと共に、(a,n)反応デ
  ータファイルの改訂版を公開する。(JENDL/AN-2005として、本年6月に公開済である。)
 (f) CINDAグループ
   配付資料6に基づき、中川Gリーダーが報告した。16年度は72件のエントリーを作成
  した。17年度もエントリー作業を継続する。
 (g) 医学用原子分子・原子核データグループ
   配付資料7に基づき、古林Gリーダーが報告した。16年度は、医学用原子分子・原子
  核データに関するアンケートを実施した。17年度はアンケートに関する報告書を作成
  ・出版すると共に、アンケート結果を基にして今後の活動方針等を抽出する。
 (h) 核データニュース編集委員会
   配付資料8に基づき、中川編集委員長が報告した。16年度は、No.78、79、80を出版
  した。17年度も3回刊行の予定である。
 (i) HPRLグループ
   配付資料9に基づき、深堀Gリーダーが報告した。16年度は新HPRLの改訂を行った。
  17年度も新規リクエストに対応して作業を行う。
 2) 17年度本委員会について
   配付資料10に基づき、中川幹事から17年度の本委員会議題(案)が示された。議論
  の結果、以下の修正が加わった。2法人統合に関しては、可能なら会議の冒頭で岩村
  委員長に話していただく。「国内研究機関の核データ活動」に関しては、原研の活動
  紹介では測定のみでなく評価も入れて片倉委員に話していただく。また、民間ユーザ
  ーの立場から田原委員に活動報告をしていただく。
 3) 核データ総合評価WG設置について
   配付資料17に基づき田原委員より、専門部会を横断して問題解決を図るグループの
  設置が提案された。議論の結果、本委員会で提案することが了承された。

 3. 報告事項
 1) OECD/NEA/NSC WPEC会合
   片倉委員より配付資料11に基づき、平成17年4月8,9日にベルギー、アントワープで
  開催されたWPEC会合の報告があった。
 2) OECD/NEA/NSC(原子力科学委員会)会合
  長谷川委員より、平成17年6月8日にフランス、パリで開催された標記会合報告(配付
 資料12)があった。
 3) OECD/NEA/NSC(原子力科学委員会)実行グループ会合
  長谷川委員より、平成17年6月8-10日にフランス、パリで開催された標記会合報告
  (配付資料13)があった。
 4) IAEA-NSDD(核構造・崩壊データ)ネットワーク会合
  片倉委員より、平成17年6月6-10日にカナダ、ハミルトンで開催された標記会合報告
  (配付資料14)があった。
 5) 2005年核データ研究会の予定
  深堀専門委員より、2005年11月17,18日に開催予定の核データ研究会に関する準備状
 況(配付資料15)の報告があった。
 6) 原子力学会関連
  2005年秋の大会での核データ関連のセッション(配付資料16)が示された。井頭主査
 より、学会に部会等運営委員会が設置された旨の報告があった。
 7) 核データ部会関連
  部会賞の内規、細則が承認された。日韓サマースクールを7月に開催する。

 4. その他
 1) 確認事項
 (a) 宿題事項
   なし
 (b) 次回日程
   未定