njoy99.81 に対する patch ファイル (upn99-81-jpn.txt)                   2003年10月31日                          小迫和明・金子邦男  この patch ファイルは、njoy99.81を使ってJENDL-3.3 を処理できるように するためのものである。以下に、patch の内容を示す。 (1) grouprモジュールのgetdedサブルーチンの修正と f5xlin および f5xint  サブルーチンの追加  この修正により、JENDL-3.3 を使用して NJOY99.81 コードで炉定数作成を 行う場合、JENDL-3.3 のみに見られる MF5 の LF=1データの入射中性エネルギ ーに対する内挿法 21〜25 を使用するデータを正しく処理できる。なお、 JENDL-3.3 で使用されていない内挿法 11〜15 の場合は、その処理を中止する ようにしてある。 (2) broadr モジュールの broadn サブルーチンのプログラムエラー  単純なプログラムエラーの修正である。この修正により dl(10)配列を壊す 事が無くなり、無限ループあるいは異常終了の危惧が回避される。 (3) groupr モジュールの f6ddx および f6dis サブルーチンの修正  この修正により、MF6 に LAW=1、LANG=1 (Legendre coefficients) のデータ があって、そのLegendre展開の次数が9次以上の場合、配列 p(8)を壊し、無限 ループあるいは異常終了する事象を回避できる。  この修正により、JEFF-3.0 の Fe-56 の処理が可能となる。 (5) acer モジュールの acelod サブルーチンの修正  遅発中性子エネルギースペクトルの確率テーブルにおけるデータの数値精度 を上げて、累積確率が1.0になるように規格化し直した。 (5) reconr モジュールの reconr と rdf2u2 サブルーチンの修正  非分離共鳴断面積の内挿モードが線形に固定されていたので、核データで与 えられた内挿モードで内挿するように修正した。 (6) その他  njoy99.67 で必要とされた修正のうち、njoy99.81 でも必要とされているも のは取り入れられている。                                  以上