1997年

成功裏に終わる

1997年11月27日(木)〜11月28日(金)
於:日本原子力研究所・大講堂

今年度の核データ研究会の参加者は2日間で延べ156名であり、そのうち学生が22名で若い研究者の参加が増加傾向にあるのはのぞましいことである。また、海外からの参加者が8人と国際化への傾向が顕著に現れている。



今年度の核データの発表件数は口頭発表18件、ポスター発表が40件の合計58件であった。
内訳は核燃料サイクルと核データ3件、核データの国際動向4件、核分裂炉への応用3件,新しい実験施設と核データへのニーズ4件、トピックス3件、JENDLの進捗1件であった。
特筆すべき発表は、核データの国際動向のテーマの中でインドネシアと韓国の研究者がそれぞれ自国の問題点と現状の発表を発表した。




また、ポスター発表は40件でその内訳は、実験23件、評価12件、理論3件JENDLの利用経験と適用評価2件であった。スター発表は年々発表件数が増加の傾向にあり主催者側としては非常に喜ばしい傾向にある。









懇親会は「阿漕が浦クラブ」で午後6時から開催され
64名が参加した。特にシグマ委員会初代委員長の百田
氏をはじめ多くの懐かしいシグマ委員会OBの方々が参加され、若い研究者たちと活発に議論し多くの研究者たちにとって良い刺激となった。また、会場内の至る所で交流の輪ができ、多くの人々が時のたつのも忘れて討論し、なおいっそうの相互の懇親の度を深めていた。