VARCS の使用方法
JENDL-4.0 の捕獲断面積データを LINEAR, RECENT, SIGMA1
コードで処理したサンプル温度 293.6 K のデータに基づき、指定された条件に対する平均断面積を表示します。
JENDL-4.0u に更新ファイルがある場合は、更新されたデータに基づきプロットされます。
~ 操作方法 ~
- [標的核] 入力欄
- 標的核の核種名を入力します。(例:Ag-107, Ag-110m)
- [反応の種類] 入力欄
- 反応の種類をリストから選択します。
初期状態は中性子捕獲反応 (MT=102) です。
- [飛行距離] 入力欄
- 飛行時間法による測定における中性子の飛行距離 [m 単位] を入力します。
0 [m] (または 0 以下)は入力できません。
初期状態は 21.5 [m] です。
[軸の単位と範囲] 入力欄で “Energy [eV]” を選択した場合、飛行距離の入力は無効になります。
- [チャンネル幅] 入力欄
- 1 チャンネル当たりの時間 [nsec/ch単位] を入力します。
0 [nsec/ch] (または 0 以下)は入力できません。
初期状態は 200 [nsec/ch] です。
[軸の単位と範囲] 入力欄で “Energy [eV]” を選択した場合、チャンネル幅入力は無効になります。
- [T = Tm - T0] 入力欄
- 時間原点 T0 [nsec 単位] を入力します。
初期状態は 0 [nsec] です。
[軸の単位と範囲] 入力欄で “Energy [eV]” を選択した場合、T0 の入力は無効になります。
- [平均を計算するグリッド] 入力欄
- 平均断面積を計算するための X 軸のグリッドを入力します。
数値は空白、カンマ、改行等で区切ります。
グリッドを増分指定で入力する場合は括弧で囲み、平均するエネルギー(またはチャンネル)の始点、終点、その間の増分値を指定します。[ 書式: (始点 終点 増分)]
[既定値を入力] ボタンをクリックすると、予め設定してある既定値が入力されます。
[クリア] ボタンをクリックすると、入力したグリッドが削除されます。
- [グラフを(再)表示する] ボタン
- クリックすると、指定条件に対応するグラフが表示されます。
指定条件を変更してボタンをクリックすると、変更後の条件でグラフが再表示されます。
表示されるグラフは PNG 形式ファイルです。
画面の表示サイズは 480×360 ですが、実際の画像ファイルは 640×480 です。
グラフをクリックすると、別ウインドウに 640×480 サイズで表示されます。
- [Average の数値データ]
- クリックすると指定条件に対する平均断面積の数値データが表形式で表示されます。
数値データの表は、平均した下限・上限エネルギー [eV]、平均断面積 [barn] で構成されます。
- [軸の単位と範囲] 入力欄
- グラフの横軸の単位をチャンネル単位 (“Channel”) または入射エネルギー単位 (“Energy [eV]”)
から選択します。
初期状態はチャンネル単位です。
X 軸及び Y 軸の範囲を入力することにより、グラフの表示範囲を設定します。
入力がない箇所の範囲は自動で設定されます。
- [追加データ] 入力欄
- グラフに追加したいデータのファイル名を入力します。
右の [参照] ボタンをクリックし、ファイル名を選択します。
ファイル名が入力されている状態で [グラフを(再)表示する]
ボタンをクリックすると、指定したファイルのデータがグラフに追加されます。
なお、追加データは gnuplot のプロットデータに準拠した形式で記述してください。
(例1: X 軸, Y 軸)(例2: X 軸上限, X 軸下限, Y 軸)
グラフの凡例に表示する追加データのタイトルを入力します。
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