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      シグマ研究委員会・核データ専門部会
      FP核データワーキンググループ会合議事録

日 時: 平成7年7月13日(火) 13:30〜17:30
          平成7年7月14日(水)  9:10〜17:30
場 所:  日本原子力研究所 東海研究所 研究2棟222及び304室
出席者(敬称略):
     中川、中島、千葉(原研)、瑞慶覧(日立)、杉(広領域研)、
      松延(住原工)、川合(東芝)
配布資料  前回議事録(1995年5月30日)
          FPND-95-07 直接過程による非弾性散乱の計算(JENDL-3.2 FP) (杉)
     FPND-95-08 共鳴パラメータ評価レポートのひな型(AbstractとIntroduction)
                     Evaluation of Resolved Resonance Parameters of Fission 
                     Product Nuclides with Atomic Number Z = 56 - 65 for 
                     JENDL-3.2(川合)
     FPND-95-09 110Pd(n,n')  (千葉)
     FPND-95-10 JENDL-3.2 FPにおける直接過程による非弾性散乱の計算
           まとめ方の案を作成するための例(杉)
 
議 事:
1.前回議事録の確認
  前回5月30日会合議事録の確認を行い、下記について訂正の指摘が有った。
   p.1 13, 23行目及びp.3 3行目: MOL → IRMM
      p.3 3行目:  FPND-05-06 → FPND-95-06
      p.3 18, 28, 31行目 それぞれ 4,5,6 → 5,6,7
      p.3 18行目 FPND-95-06 → FPND-95-07

2.評価レポート作成作業の進捗状況報告
(1)非弾性散乱断面積:
 杉委員より、直接過程による非弾性散乱の計算法について、JENDL-3.2のコメントリ
ストの調査結果(前回配布資料FPND-95-07)が報告された。核融合炉ファイルから採
用したものは、コメントリスト中に変形パラメータの記載の無いことが分り、詳細を
千葉委員に聴いて不足分を補うこととした。

(2)共鳴パラメータ:
 松延委員より、コメントリストならびにREPSTORファイルの調査と参考文献のチェッ
クがほぼ70%できたと報告があった。
 川合委員より、共鳴パラメータの評価報告書のひな型(AbstructとIntroduction)
(資料FPND-95-08)が示された。これは、前回、瑞慶覧委員の案をたたき台として行っ
た議論を踏まえて作成されたものである。議論により、文章は各人のスタイルで書いて
良いが、報告書の体裁(書式)については、おおよそ下記のようにすることで合意を得
た。
すなわち、Introductionの後には、本文や共鳴パラメータの表に現れる記号表を添付す
る。また、第2章の核種別の記述では、節のタイトルとして、例えば33-As-75のよう
に核種名を記し、ついで、スピン、パリティ、核半径、天然存在率または半減期の一般
的な情報、さらに、熱中性子断面積、共鳴パラメータを書く。参考文献は、核種毎に本
文に対するものとパラメータ表に対するものとに分けて書く。表に対する参考文献は、
例えばレポートの論文タイトルは省略するなど多少粗くても良いことにした。
 瑞慶覧委員からは、REPSTORファイルの整備を行ってる旨報告があった。
 
3.NEANSC核データ評価国際協力への対応
3.1 SG-10:非弾性散乱断面積の計算法検討
 千葉委員から、質量数100近傍核の非弾性散乱断面積計算へのDWBA法の適用性評価のた
め、Gruppelaarから送られた「Pd-110の非弾性散乱断面積のIRMMの測定の解析」のEC
Nレポートを調べている旨報告された。

3.2 SG-17:Pseudo FP断面積
 SG-17作業への対応と現状報告が川合委員からあった。すなわち、SG-17活動にJENDLが
参加することをサブグループリーダーのGruppelaar(ECN)に回答したこと、また、中性子
スペクトルのデータの出典等の問い合わせに対して以下の回答を得たことである。
Pseudo FP作成用の原子数密度は、RCN断面積ライブラリーとENDF/B-Vの予備版のFP収
率データに基づいて作成した。中性子スペクトルは、超多群セル計算コードECCOを用い
てCEA Cadaracheで計算されたSuper Phenix型で、詳細は別途送付予定のECNのベンチマ
ーク計算の仕様に書いてある。なお、原子数密度と中性子スペクトルの数値データは入
手済みであり、一応一群化断面積を作成できる。一方、双一次型の一群非弾性散乱断面
積作成用の随伴スペクトルは、Gruppelaarからのmailを待つことになる。

4.共鳴パラメータ評価結果のAtomic and Nuclear Table への投稿について
  Atomic and Nuclear Data Tableへの投稿論文に添付する共鳴パラメータの値の形式に
ついて討議した。結論としては、グラフルーチンで作成した表よりもREPSTORファイルと
そのUtility Programの方が使い勝手が良く、その形式で提供することにした。しかし、
計算機ソフトの公開は、原研の承認が必要であるとの指摘があり、REPSTORファイルの整
備は継続するが、投稿はしばらく見合わせることにした。とにかく、公開手続きからい
っても、JAERIレポートの作成を急ぐ必要がある。

5.レポート作成集中作業(敬称略)
千葉:Pd-110の 2+レベルの非弾性散乱断面積についてIRMMでの測定データとJENDL-3.2
の値を比較し、実験誤差内で両者が合っていることを確認した(FPND-95-09参照)。
一方、ANLでの解析で得た千葉のPotentialを用いた ECNの計算結果は、JENDL-3.2の約
半分であり、今後、Potentialの影響を調べる。また、ANLで行われた天然Pdの非弾
性散乱断面積の測定値のうち、0.26〜0.56 MeVレベルへの励起関数の解析も行う。

中川:報告書の序文で問題となるJENDL FPの評価終了の時期は下記のとおりである。
 JENDL-1: 1975年 3 月、 JENDL-2: 1984年10月、 JENDL-3.2: 1994年6月

杉: JENDL-3.2のコメントファイルとDWBA計算のJCLデータの比較を行ったが、Fusion
fileから作成したもの(SINCROSコードによる15核種)について食い違いがあった。
これは、SINCROSの計算の際、コメントリストに載っている離散レベルより高いエネ
ルギーのレベル(一部仮想レベル)まで考慮し、ファイル化においては、その寄与
を連続レベルに付加したという事情に基づく。従って、コメントリストにその経過
を記すとともに、関係するレベルのスピン、パリティーや変形パラメータの値を加
えることとし、修正用のデータを杉、千葉両委員が作成し中川委員に渡すことにし
た。

瑞慶覧:REPSTORファイルの内容特に脚注の確認を行った。まだ、評価値と実験値の比較
  リストができていないものが数核種ある。

松延:REPSTORファイルのデータの出典の年代の修正と脚注の内容をチェックした。
  また、文献の著者名について調べている。

川合:文献の確認を行った。

 なお、REPSTORファイルのデータ作成において、EXFORから変換したものが多数あり、
それらの文献は、EXFORのコメントリストが役に立つととのコメントが出された。リスト
を取るにはプログラムをバッチで流す必要があり、詳細は中川委員に聴く。一応、その
JCLをJ8801.RESINP1.DATAの中に作成しておく。

6.その他
 次回:  日時: 9月13日(水)13:30〜17:30、9月14日(木)9:10〜17:30
          場所: 原研東海研究所
     議題: レポート作成作業進捗報告
         NEANSC核データ評価国際協力への対応
         集中作業
                  その他
                                    以上