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 シグマ研究委員会放射化断面積WG議事録(案)をお送りします。

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Yutaka nakajima(中島 豊)
Nuclear Data Center, Japan Atomic Eenergy Research Institute
Tel.  :+81-292-82-5481
Fax.  :+81-292-82-6122
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                               シグマ研究委員会
                  7年度第2回放射化断面積WG会合議事録(案)


日 時: 1995年10月4日(水) 13:30~17:30
場 所: 原研本部第5会議室
出席者: 岩崎 信(東北大)、浅見哲夫、八谷雅典(以上データ工学)、
     渡部隆(川重)、山室信弘(元東工大)、矢野 真理(三菱重工)、
     池田裕二郎、中島豊(以上原研)


配布資料
  1. Neの評価結果グラフ(渡部)
  2. 追加評価進捗状況リスト(浅見)
  3. 放射化断面積の評価上の問題点(浅見)
  4. JENDL activation file のcheck結果(山室、中島)
  5. 放射化断面積ファイル(Z=26 - 40)の簡単なレビュー(八谷)
  6. JENDL-ACTのレビュー結果(岩崎)
  7. JENDL activation file のcheck結果(中島)
  8ENDL放射化断面積ファイル第一次選定結果リスト(池田)
  9. (n,Xα)Reaction Cross Sections up to 50 MeV(山室)


議事

1.  前回議事録確認
  前回会合(平成7年度第1回会合(1995.6.14))の議事録について3. 評価の進捗
状況の「討論の結果Cl-36のデータは(現時点では)特に必要としない・・・・」と一部
字句(括弧内)を追加して確認した。


2.  評価の進捗状況
  渡部氏からはNe-20, -21, -22の評価は完了したとの報告があり、その結果について
討論した。評価結果は概ね妥当であるとの合意が得られた。
  浅見氏から担当の評価について次の通り報告があった。高いエネルギー状態のアイ
ソマーへの断面積の評価は新しいGNASHを用いて行う予定であるが、コードの整備を始め
たところである。追加核種のうちTc-99,Rh-103, I-127 , Ptの安定同位体, Au-197はほ
ぼ終了した。また放射化断面積の評価上の問題点について問題提起があった。討論の中
では特にSPLINTでプロットする際基底状態とアイソマーを生成する断面積を区別出来る
ようにする必要があるとの要望が強かった。

3. JENDL放射化断面積ファイルのレビュー結果について
  各担当者がレビュー結果につて報告し、討論した。報告があったのは次の通りであ
る。
Z=18~25  山室氏
Z=26~40  八谷氏
Z=51~63  岩崎氏
Z=64~75  中島氏
浅見氏、池田氏、渡部氏担当分は前回報告済である。
  多くの反応断面積について、改善の余地あるとの指摘があり、担当者を決めて検討
することとした。また本年末までに完成したものを公開することにして本年末にJENDL放
射化断面積ファイルを公開するとの方針を再確認した。

4. FENDL放射化断面積ファルについて
  池田氏が上記ファイルの為のデータ選定作業の進捗状況について次の通り報告した
。EAF-4が一番多く取り入れられている。その理由は(n,γ)反応は全部EAF-4から採るこ
とに合意したことと他のフアイルのデータを取り入れているからである。JENDLは半減期
の短い反応(例えば10ms)のデータがないため不利であった。まだどのデータを採るか
決まっていない反応が多くあり次回(本年12月)のFENDL会合で決定することになるで
あろう。

5. 50 MeVまでのα誠応断面積の計算
  山室氏が先週東北大学で開催されたIAEAの研究協力会議(RCM)で発表した上記計算結
果について次の通り報告した。EGNASHにエネルギー依存の準位密度パラメータ(
Igantyuk型)に変更し、光学ポテンシャルのdiffuseness parameterを大きくすることに
よって、V,Cr,Fe,Niの同位体と天然元素のα生成断面積の計算結果は最近の測定データ
とよく一致することが分かった。

6. その他\\
  次回のWG会合は12月20日(水)に開催する。