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シグマ研究委員会・核データ専門部会
FP核データワーキンググループ会合議事録
日 時: 平成7年12月21日(水) 13:30〜17:30
平成7年12月22日(木) 9:10〜17:30
場 所: 日本原子力研究所 東海研究所 研究2棟222及び304室
出席者(敬称略):中川、中島、千葉(原研)、瑞慶覧(日立)、杉(広領域研)、
松延(住原工)、渡部(川重)、川合(東芝)
配布資料: 前回議事録(1995年11月9,10日)
FPND-95-19 Gruppelaarからの11月22日付け手紙(川合)
FPND-95-20 核データ研究会発表論文"Benchmark Test of FP Nuclear
Data in JENDL-3.2 and Consideration of Resonance
Self-Shielding Effects for Neutron Strong Absorber Nuclei"
の原稿 (渡部)
議 事:
1.前回議事録(11月9,10日)の確認
訂正:p.1 2.1項 5行目 理科学年表 → 理科年表
2.1項11行目 3/2 - → 3/2 -(上付き)
p.2 2.2項 7行目 トラブっていて、→うまく行っていないので、
2.3項 8行目 Gruppelar → Gruppelaar
p.3 3.2項(7)2行目 誤差だけは → 断面積の誤差と最新の解析手法
をもってしても、
5項 2行目 12月20,21日 → 12月21,22日
2.一般報告
川合委員からGruppelaarからの手紙(配布資料FPND-95-19参照)が紹介され
た。内容は、NEANSC核データ評価国際協力のサブグループ17活動として、JEFグル
−プの進捗報告と反応度評価用の随伴スペクトルデータ説明である。すなわち、
CEA-Cadarache と ECN-Petten の両機関で JEF-2データから1群化断面積が作成
され、両者が比較された。また、Petten では EAFデータの1群化作業も行ってい
る。随伴スペクトルについては、計算がCadaracheで、ポイントワイズデータへの
変換が Petten で行われた。両機関で反応度価値計算コード開発が行われた。
中島委員から、IAEAのFENDLグループにて、FENDL-2の放射化断面積ファイル用
としてEAF-4のcapture cross sectionデータを採用することが決定された旨の報
告があった。なお、EAFデータの出典がはっきりしないので、入手次第、FP核種に
ついて JENDL-3.2と比較して調べたいとのコメントがあった。
3.作業の進捗状況報告
渡部委員から、核データ研究会の報文集用の原稿(配布資料 FPND-95-20)を作
成したこと、また、PEACO コードによる強吸収体に関する STEK 実験の解析にお
いて、FP試料領域を単独で扱う場合の問題についての説明があった。PEACOコード
の問題は、コード作成した原研システム研に調査とコードの修正を依頼し、解決
した。そして、現在、再計算を行っているとのことである。さらに、NEANSC核デ
ータ評価国際協力のサブグループ17活動として1群化断面積と反応度効果計算用
のコード作成を行っていることの報告があった。
4.集中作業とそのまとめ
以下に各作業担当者の作業内容と議論の結果について記す。
4.1 評価レポートの作成(松延委員)
担当43核種について、熱中性子断面積、共鳴積分の値を入力した。また、
REPSTORファイルのReferenceについて、前回作成した/REF/リストと照合した。今
後の残務作業は、報告書のReferenceの整理と共鳴パラメータの表中のパラメータ
の識別記号の同定など形式上の整理と本文の遂行推敲である。
今回の熱中性子断面積の入力作業の中で、中性子捕獲断面積と散乱断面積の和
が有効数字の範囲で全断面積に一致しないケースがいくつかあるとの指摘があっ
た。中川委員がその原因を調べることになった。
4.2 積分テストの論文作成(渡部、瑞慶覧、中川、川合の各委員)
核データ研究会の報文集用の原稿(配布資料 FPND-95-20)を推敲し、MSWORDで
論文を修正した。また、論文に掲載する図表を検討し、作り直した。今後、渡部
委員が、論文の頁数の制限を考慮して、図表の大きさや構成も含めて本文を再調
整して最終原稿を完成し、提出することとした。
4.3 積分テストの追加解析(渡部委員)
改良したPEACOコードによりFP試料領域を単独で扱った場合の共鳴効果の解析計
算を行い、結果の一部を作図して上記4.2に用いた。
4.4 NEANSC SG17作業(渡部委員)
CRECTJを用いて作成した73群断面積ならびにTIMSで作成した70群定数から、(
Gruppelaarから送られた)ECCOスペクトルと随伴束を用いて1群化断面積と反応
度価値効果を計算するプログラムの作成とテスト計算を行った。
5.宿題の確認
・レポート作成等の前回議事録掲載分(継続)
・熱中性子断面積について部分断面積と全断面積の不整合の原因調査(中川委員)
・核データ研究会の論文完成と提出(渡部委員)
・1群化断面積と反応度計算プログラムの完成と計算(渡部委員)
・1群化断面積と反応度計算結果のチェックとGruppelaarへの提出(川合委員)
6.その他
・次回会合
日時:2月20日(火)13:30-17:30、
21日(水) 9:10-17:30
場所:原研東海研究所
議題:Pd非弾性散乱断面積のsum-upテスト(千葉委員)
JENDL-3.2の1群化断面積と反応度計算(渡部委員)
共鳴パラメータ等の評価レポート作成の進捗報告
集中作業
その他
以上