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2月19日開催されたシグマ委員会運営委員会の議事録(案)をお送りします。
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Yutaka Nakajima(中島 豊)
Nuclear Data Center, Japan Atomic Eenergy Research Institute
Tel.  :+81-292-82-5481
Fax.  :+81-292-82-6122
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シグマ委員会7年度第4回運営委員会議事録(案)

日 時: 1996年 2月19日(月) 13:30〜17:30
場 所: 日本原子力研究所本部 第5会議室
出席者:  中嶋(法大、主査)、岡本(原産)、北沢(東工大)、石川(動燃)、瑞慶覧(
日立)、山野(住友原工)、吉田(東芝)、村尾、菊池、前川、水本、中川(以上原研)
 幹 事: 中島(原研)
 オブザーバー: 更田(RIST)、松延(住友原工)、佐々木(三菱重工)、
岸田(原研)


配布資料
 1. 平成7年度第3回運営委員会議事録(案)
 2. 「中性子科学研究計画」に関するワークショップ 
   −大強度陽子加速器の利用− プログラム
 3. 第1回インターネット核データシンポシウム(ISND-1)第2次案内
 4. 核データ専門部会平成7年度作業報告と8年度の予定
 5. 炉定数専門部会平成7年度活動報告及び平成8年度計画
 6. 平成7,8年度委託研究対応表(JENDL評価費関係)
 7. 核燃料サイクル専門部会1995年度活動報告及び1996年度計画
  

議 事

�機サ鳥�録確認
  前回12月14日の議事録(配布資料1)を確認した。
 
�供ナ鷙雹�項

1.ロシア事情
  菊池氏がロシア及びベラルースに出張し、ISTCプロジェクトの中間打ち合わせを行った
こと、兵器級Pu及びマイナーアクチニドの消滅処理に関するワークショップに参加したこと
を報告した。

2.1996年度実行予算
  菊池氏が次の通り報告した。認可のない予算は委員会運営費などの特別なものを除いて
認めない方針になった。核データセンターの来年度予算は今年度より約500万円減り、JENDL
評価費は800万円減ることになる。

3.「中性子科学研究計センター計画」に関するワークショップ
  菊池氏が配布資料2により標記ワークショップのプログラムを紹介し、次の通り報告し
た。3月12日〜13日に原研東海研で標記のワークショップが開催される。計画されてい
る研究施設の概要とそれに関連して検討されている項目が報告される。またこの計画に関連
して来年度は原研内に特別チームの設置が決まった。

4.インターネット核データシンポジウムの試み
  中川氏が標記シンポジウムについて配布資料3により次の通り報告した。会期は4月8日
〜6月15日で、発表申込締め切りは3月15日である。発表の申込があったら48時間以内に採否
の決定を連絡する。論文は著者がHTMLで作成し、WWW上に載せる。HTMLで論文を作成出来な
い人のため技術的相談に応じる技術支援グループを編成した。HTML論文の著作権は著者にあ
る。シンポシウム終了後に報文集を発行する予定である。現在数件の申込がある。
  これに対してシンポジウム中の著作権の所在を明確にし、著作権を保護するなど出来る
だけ問題が起きないようにする必要があるとのコメントがあり、実行委員会でこれに対処す
ることにした。

5.その他
  前回の宿題について村尾氏から次の通り報告があった。春の学会の(核データ・炉物理
)特別会合の座長は土橋氏に引き受けてもらった。特別会合を続けることは意味があること
を理解してもらったので、今後も続けることになるだろう。また炉物理側の意向を十分反映
させるために、早い時期からテーマの検討をすることにした。


�掘タ概鳥�項
1. WGの1995年度作業報告と1996年度計画(a:1995年度成果、b:1996年度計画、c:本運営委
員会でのコメント)


 (1)核データ専門部会
 中川氏及び出席しているWGリーダー(括弧内は報告者)が配布資料4により次の通り報告
した。

(i) 高エネルギー核データWG(中川)
a:IFMIF用の50 MeVまでの中性子(60核種)及び陽子(30核種)入射反応断面積の評価及び
レビュー、1GeVまでの断面積の評価(15核種)、EGNASH4の整備、microscopic OMPの検討及
び高エネルギー核データファイルの誤差ファイルに関する検討
b:50 MeVまでの中性子陽子入射反応断面積のレビュー・ファイル化群定数作成・積分テスト
、50 MeVまでの中性子陽子入射反応断面積の評価及びレビュー、数GeVまでの断面積の評価
及びレビュー、評価用計算コードの整備及び評価法の検討、実験データの整備、光学模型パ
ラメータの整備、準位密度パラメータの整備、核子ー核子散乱データ及びπ生成・吸収断面
積の整備、高エネルギー核分裂の検討、高エネルギー核データファイルの誤差ファイルに関
する検討

(ii) 評価計算システムWG(中川)
a:RPCPI(ベラルーシ)と原研核データセンターが共同で行ったマイナーアクチニドの核デ
ータの比較研究の結果を検討し、各種競合過程を統一的に取り扱う計算コードの開発が必要
であることが指摘された。マイナーアクチニドのうちCm同位体(Cm-241, -244, -245, -246
)の即発中性子スペクトルを計算した。アクチニド核種の遅発中性子収率を総和法により計
算し、重いアクチニドほど遅発中性子収率が減少する傾向を再現することが出来た。
b:微視的光学モデルと分散関係式に基づくポテンシャルの計算法の検討、shell及び 
pairing効果を考慮した準位密度公式の改良、共鳴の数え落としを考えた解析法の検討、統
計モデルによる核反応断面積計算システムのモジュール化、重核の各種反応断面積を統一的
に計算する方法の検討(ALICE, TNG, GNASH等の比較)、マイナーアクチニドの遅発中性子
データの評価

(iii) FP核データWG(中川)
a:JENDL-3.2の積分テストでの一部の強吸収体で反応度価値の過小評価の原因の一つは共鳴
の自己遮蔽効果が原因であることを明らかにした。評価報告書作成の準備、NEANSC SG10(
非弾性散乱断面積の評価法)及び17(核種別1群化定数作成と国際相互比較)の作業を行っ
た。
b:NEANSC SG10及び17の作業、各種レポートの作成
c:このワーキンググループは10年以上続いており、何年も同じような作業を続けるのは問題
である。新たなスコープで再出発すべきではないかとのコメントがあった。

(iv)  放射化断面積WG(中島)
a:JENDL activation file暫定版のレビュー、JENDL activation file への追加核種の評価
、不安定核種の評価法の検討、評価レポート出版の準備、IAEAのFENDL-2放射化断面積ファ
イルに収録するデータの選定等への協力
b:不安定核の評価、JENDL放射化断面積ファイル第1版のベンチマークテスト、IAEAの研究
協力プログラム(CRP)で進められているInternational Reference Library of Nuclear 
Activation Cross Sectionsの作成協力、評価レポートの出版

(v) PKAスペクトルWG(中川)
a:軽核の中性子核データの評価(H,Cの評価完了)、ESPERANTの整備、実験データの収集・
整理、軽い核のDPA断面積の計算法の検討
b:調査レポートの作成、ESPERANTコードのマニュアル出版、軽核の評価完了、データライブ
ラリーの作成と評価結果のレビュー、実験データのレビュー、軽い核のDPA断面積の計算プ
ログラムとデータベースの作成

(vi) 荷電粒子核データWG(松延)
a:今後の方針と作業内容を決定した。
b:(α,n)反応断面積の見直し・修正と2次中性子スペクトルの導出
c:現在のメンバーで2次中性子スペクトルの評価が出来るのかとの質問があった。これに対
しかなり難しい問題があるとの回答があった。

(vii)光核反応データWG(岸田)
a:C-12,N-14,O-16の励起関数の再評価完了とDDX評価進行中。	Ta-181,Pb-204,206,208の評
価とファイル化完了。日露光核反応核データ評価ワークショップの開催
b:今までに評価を完了した核種のファイル化。


(2) 炉定数専門部会
 山野氏が配布資料5により次の通り報告した。一部のWGでそのメンバーが合意していない
報告があること、WGの作業が一部の委員に偏っているとのコメントがあり、運営委員会から
全てのWGにこれらの点を改善するよう要望書を出すことを決定した。

(i)リアクター積分テストWG
a:ENDF/B-VIの熱中性子炉ベンチマーク(JENDL-3.2と比較してkeffがU炉心で0.7%小さい。
Pu炉心ではその差は0.3%以下である)、ENDF/B-VIの高速炉ベンチマーク(JENDL-3.2と比較
してkeffが大型炉心で約1%、小型炉心では約2%の差がある)、U-235の断面積の検討(U炉心
ではJENDL-3.2はJENDL-3.1よりkeffが0.6%k大きい。これは捕獲断面積の相違よりも核分裂
断面積の相違によることが明らかになった)、WIMS-DのJENDL-3.2ライブラリー作成
b:U-238非弾性散乱断面積の再検討とベンチマークテスト、U-235捕獲断面積の再検討とベン
チマークテスト、連続エネルギーモンテカルロコードを用いたベンチマークテスト

(ii)Fusion neutronics積分テストWG
a:JENDL-3.2の主要核種のベンチマーク計算、核融合炉核データ専門家会議の開催(ベンチ
マークテストの総括討論)
b:FENDL-2の選定作業への参加、多群JENDL Fusion Fileライブラリーの作成、EFF-2のベン
チマークテスト、FENDL-2候補核種の各種ライブラリーのベンチマークテスト結果の比較

(iii)Shielding積分テストWG
a:JENDL-3.2の鉄のガンマ線生成データを用たKfKベンチマーク解析(良好な一致、
ENDF/B-VIは若干大きい。)、Broomstickベンチマーク解析、各種高エネルギー領域の中性
子断面積(HILO、HILO86、実験値、ENDF/B-VI High Energy File、Pearlsteinの
systematics)の比較(Pearsteinのsystematicsが100MeV以上で実験値を良く再現し、
DLC-(199)/HIKO86との一致も概ね良好)
b:JENDL-3.2の遮蔽ベンチマークテスト及び結果のとりまとめ、中高エネルギー領域の加速
器遮蔽設計手法の検討

(iv)ドシメトリー積分テストWG
a:JENDLドシメトリーファイル改訂のための評価及、第9回ASTM-Euratomシンポジウムでの
発表準備
b:JENDLドシメトリーファイルの改訂と誤差ファイルの評価及び積分テスト、第9回
ASTM-Euratomシンポジウムでの発表、高エネルギー領域のドシメトリーに関連したデータの
収集

(v)標準炉定数検討WG
a:JENDL-3.2のJSSTDLライブラリー作成
b:特になし


(3) 核燃料サイクル専門部会
 吉田氏が配布資料7により次の通り報告した。

(i)崩壊熱評価WG
a:ORIGEN-2/JNDC複合ライブラリーの作成とその適用性の確認(日本原子力学会和文誌に技
術資料として投稿)、崩壊熱の新ANS5.1スタンダード(1995)と日本原子力学会推奨値との比
較(問題となる差異はない)
b:ORIGEN-2/JNDC複合ライブラリーの公開、JENDL特殊目的ファイルとして崩壊データファイ
ルの作成、遅発中性子データの整備、崩壊熱計算値・実験値間の残された不一致の解決方法
の検討

(ii)核種生成量評価WG
a:ORIGEN-2用1群定数の作成(BWR用1群定数作成上の問題点の検討−1群定数のボイド依存性
、燃料棒位置依存性、バーナブルポイズンの効果を把握。核定数の作成をJENDL-3.2で行う
場合の問題点を検討しほぼ解決した)、モンテカロル法による1群定数作成計算コードの整
備、FBR用1群定数の作成(必要核種全ての73群定数を作成、この定数を用いて600MWe級FBR
の燃焼計算を行い、縮約スペクトルを得た)
b:軽水炉1群定数作成方針の決定、FBR用1群定数の作成
c:全体の作業をもっとスピードアップすべきではないかとのコメントがあり、菊池、吉田両
氏がその旨伝えることとした。

2.JENDL-3.2の問題点検討グループについて
  中川氏が次の通り報告した。JENDL-3.2の問題点を個人的には纏めているが、あまりシ
スティマティックにはやっていない。次回の運営委員会で検討グループについての具体的な
提案をすることとした。また菊池氏がベラルースの研究者から重核の放出中性子のエネルギ
ースペクトルに問題があると指摘されていることを報告した。

3.核データセンターからの委託研究
  原研核データセンターからの来年度委託研究について菊池氏が配布資料6により報告し
た。また原研企画室から来年度以降は委託研究についてシグマ委員会の承認を得て予算要求
するように言われているので、今後毎年12月頃運営委員会に諮ることにする。これに対し委
託研究費の額が1桁小さいのではないかとのコメントがあった。 

4.日本原子力学会企画委員候補者について
  佐々木氏が日本原子力学会企画委員の任期が終了するので学会事務局から後任の候補者
を2月末までに推薦して欲しいとの依頼が来ている、活性化のため後任は内規で同一組織か
ら推薦しないことになっていると報告し、候補者を推薦して欲しい旨述べた。審議の結果吉
田正(東芝)と中島豊(原研)の両氏を推薦することとした。

5.その他
1)村尾委員長から9年度の概算要求の資料として使うため、JENDLの利用状況についてアンケ
ートを採りたいので協力して欲しいとの要望があった。これに対し昨年調査した資料がある
のでそれを利用してもらうこととした。
2)旅費がかかってもWGの報告のためにグループリーダーに出席してもらうべきであるとの意
見が出された。


�検イ修梁�

 次回は4月12日(金)に東京で開く。


宿題事項
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   担 当 		宿 題 事 項  	   期 限
  
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	中嶋主査	WGを適正に運営するように申	早急
	村尾委員長	入れ書をWGリーダへ送る。		
	事務局					   	      

	事務局		JENDL-3.2の問題点検討グループ	次回
			の具体的な提案をする。

	瑞慶覧		高エネルギー炉定数作成コード	次回
			の整備についての提案をする。	
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