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平成8年5月11日

シグマ委員会各位殿

前略 先に送りましたFP核データWG会合議事録(平成8年2月20/21日)
の開催の年号が間違っていましたので、改めて送ります。ご面倒でも前のものを
破棄して頂きたくお願い申しあげます。                敬具

東芝原子力技術研究所
  川合 將義

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      シグマ研究委員会・核データ専門部会
      FP核データワーキンググループ会合議事録

日 時: 平成8年2月20日(火) 13:30〜17:30	
          平成8年2月21日(水)  9:10〜17:30
場 所:  日本原子力研究所 東海研究所 研究2棟222及び304室
出席者: 中川、中島(原研)、瑞慶覧(日立)、杉(広領域研)、
(敬称略) 松延(住原工)、渡部(川重)、川合(東芝)
配布資料  前回議事録(平成7年12月21,22日)
          FPND-95-21 核データ研究会発表論文"Benchmark Tests of FP Nuclear       
     
            Data in JENDL-3.2 and Consideration of Resonance
            Self-Shielding Effects for Neutron Strong Absorber Nuclei" (渡部)
         FPND-95-22 ランプ化FP断面積の計算結果(渡部) 
     FPND-95-23 Results of JENDL-3.2 for SWG-17 Activity (川合)
議 事:
1.前回議事録(12月21,22日)の確認
  訂正:p.1  2項9行目:放射化断面積ファイル用として → 
             放射化断面積ファイルの中で中性子捕獲断面積のデータは、
     p.2 3項1行目と4.2項2行目:邦文集 → 報文集
     p.2  4.1項5行目、4.2項2行目:推考 → 推敲
         4.3項1行目(渡部委員)を追記 
             4.4項2行目 CORRECT-J  → CRECTJ
  中川委員の宿題事項であった、熱中性子断面積での中性子捕獲断面積と散乱断面積
   の和が有効数字の範囲で全断面積に一致しない原因については、RESEND-Dでの
   データ処理でデータ内挿の誤差であることがわかり、その旨、共鳴パラメータの
   評価担当者に伝達したことが報告された。当然、誤差はデータ処理における許容 
  
   誤差内である。

2.一般報告
  渡部委員から、核データ研究会の報文集用の論文(配布資料 FPND-95-21)を作成し
 
 て、提出した旨報告があった。

3.JENDL-3.2の1群化断面積と反応度計算
 NEANSC核データ評価協力Working PartyのSWG-17作業の一環として行ったJENDL-3.2の
 1群化断面積と反応度計算の結果が、渡部委員から資料FPND-95-22により説明された。
 また、得られた結果は資料FPND-95-23にまとめてe-mailを通じてGruppelaarに送った
 ことが川合委員から報告された。計算結果の詳細について検討した結果、全非弾性散
 乱断面積(MT=4)に関しては、(エネルギーが10MeV以上を含んでいない)JFS-J3の
 ものしかなく、73群断面積を処理した結果が無いことがわかり、追加処理して、改め
 てGruppelaarに送ることになった。

4.作業の進捗状況報告
 川合委員:Sn,Teの共鳴パラメータの評価レポートの本文を作成した。
 瑞慶覧委員:Baより重い核の共鳴パラメータの評価レポート掲載用の本文参考文献の
  リストを作成するとともに、表のデータの出典を整理した。
 松延委員:AsからSr、XeからCsの核種の共鳴パラメータの数値表のコメントについ
  て整理した。

5.報告書の作成に関する討議
 次年度完成すべき報告書の種類と担当者について、以下のように決めた(敬称略)。
 全体の評価報告書:川合、千葉
 共鳴パラメータの評価:松延、川合、中島、瑞慶覧
 積分テスト:   渡部、瑞慶覧、松延、川合
 断面積比較図:  中川、川合
 評価コード(スムースパート):杉(PEGASUS)、渡部、中川(既存マニュアル整理)
      (共鳴パラメータ): 中川(既存マニュアル整理)、川合
                 菊池さんにASREPなどを依頼。   
6.集中作業とそのまとめ
  以下に各作業担当者の作業内容と議論の結果について記す。
6.1 評価レポートの作成
 川合委員:Y-89からRh-103までの本文ならびに表の参考文献を調査し、打ち込んだ。
 松延委員:本文の推敲を行った。
 瑞慶覧委員:レポート原稿にて参考文献の打ち込みに着手した。
 中島委員:熱中性子断面積、天然存在比などのデータを数核種分レポート原稿に打ち 
  
      込んだ。
6.2 NEANSC SWG17作業(渡部委員)
  73群断面積の全非弾性散乱断面積のデータを処理して所定の形式にまとめた。得ら
 れた結果は、JFS3-J3の結果と大して差がなく、10MeV以上の有無は殆ど影響が無いこ
 とがわかった。かえって、JFS3-J3の結果の方が系統的に大きく、これはTIMSと
 CRECT-Jといった処理コードの違いから来ていると結論された。
6.3 杉委員
  (故)飯島さんが書き上げたPEGASUSコードのマニュアルを見つけ、調査した。
 今後、校閲意見を反映させて完成し、出版する。

7.宿題の確認
・レポート作成等の前々回議事録掲載分(継続)
・1群化断面積再計算結果のGruppelaarへの送付状作成と送付(川合委員)

8.その他
・次回会合
   日時:4月18日(木)13:30-17:30、
        19日(金) 9:10-17:30
    場所:原研東海研究所          
   議題:Pd非弾性散乱断面積のsum-upテスト(千葉委員)
      共鳴パラメータ等の評価レポート作成の進捗報告
      集中作業
      その他


                                以上

    Masayoshi Kawai
    Nuclear Engineering Laboratory, Toshiba
    TEL: +81-(0)44-288-8150
    FAX: +81-(0)44-270-1806
    V-mail: 000094060897' 

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