深堀＠原研核データセンターです

　　　　　　　　　　　シグマ研究委員会・核データ専門部会
　　　　　高エネルギー核データ評価WG 1996年度第2回全体会合議事録（案）

日　時　：　平成8年9月18日（水）　13:30〜17:30
場　所　：　日本原子力研究所　本部　第3会議室
出席者　：　浅見、八谷（データ工学）、五十嵐（新技術情報）、岡本（システム懇）
	　川合（東芝）、沼尻（高エネ研）、松延（住原工）、村田（日本核燃料）、
	　山室（東工大名誉教授）、義澤（三菱総研）、渡辺（九大）、大山、高田、
	　千葉、深堀（原研）　　　　　　　　　　　　　（16名、敬称略、順不同）

配布資料：
HE-96-10　NEANSC Working Party on International Evaluation Coordination:
Subgroup 13: Intermediate Energy Nuclear Data Evaluation
Minutes of the SG13 Meeting, June 4, 1996, Kalmar, Sweden（深堀）
HE-96-11　ファイルチェック用プログラム出力の見方（深堀）
HE-96-12　高エネルギー核データのファイル化（浅見）
HE-96-13　高エネルギー鉄断面積第1回レビュー結果報告（岩崎）
HE-96-14　高エネルギー核データのレビュー(Mg-24,25,26, K-39,41, Mn-55)（川合）

議　事　：
１．前回議事録確認
	前回議事録を確認した。

２．一般報告
　深堀委員より、1996年核データ研究会（11/21-22　原研東海研）及び科学と技術のた
めの核データ国際会議（1997年5月19―24日、Trieste、Italy）の予定及び配布資料HE-
96-10によりKalmar, Swedenの加速器駆動使用済核燃料消滅専門家会議会期中に行われた
SG13の会合の議事録が紹介された。また、高エネルギー核データファイル用処理コード
及び群定数構造の検討・開発について、炉物理委員会高エネルギー粒子工学専門部会へ
進言し、承認された旨報告があった。

３．ファイルチェック用プログラム出力の見方
深堀委員より配付資料HE-96-11を用いて、評価済高エネルギー核データファイルレビュ
ーキットに含まれるファイルチェックプログラム（FIZCON、CHECKR、PSYCHE、DBLCHK）
出力の見方について紹介があった。

４．評価及びレビューの進捗状況
　4.1 50 MeV までの中性子入射反応評価
　浅見委員から配付資料HE-96-12により評価・ファイル化などの進捗状況について報告
があった。前回山室委員から指摘されたEGNASHの生成核が違う問題について修正を行っ
た。今後、レビューの終わったものから修正を進める。

　4.2 50 MeV までの陽子入射反応評価
　松延委員からPb同位体及びBi−209に対する陽子入射反応の評価の作業進捗状況がOHP
を用いて報告された。Hander（Pb）及びBirjukov（Bi）のスペクトル実験値を基に
EGNASHのF2パラメータをサーベイし、その後準位密度パラメータを修正している。

　4.3 50 MeV までの中性子入射反応評価に対するレビュー
　岩崎委員より配付資料HE-96-13を用いてFe-54,56についてのレビュー結果が報告され
た。問題点は以下の通りである。
	・MF=3/MT=1の実験値及びJENDL−FFとの不一致。
	・Fe−54のMF=3/(n,2n)、(n,3n)、(n,np)、(n,2np)の実験値との不一致
	・Fe−56のMF＝6/MT=201の25.4 MeVでの高エネルギー側での実験値との不一致
	・JENDL-FFとの接続の問題
川合委員より配付資料HE-96-14(総合判定表)を用いてMg−24,25,26、K-39,41、Mn−55
についてのレビュー結果が報告された。

５．その他
次回は12月または1月の予定。



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