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前略
高田委員のまとめた議事録を送りますので宜しくお取り計らい下さい。
早々
平岡 武


平成8年度第1回医学用原子分子・原子核デ−タWG会合議事録(案)

1.日 時: 平成8年3月5日(月) 13:30 - 17:30
2.場 所: 原研本部第2会議室
3.出席者: 平岡武,伊藤彬,岩波茂,喜多尾憲助,古林徹,中井洋太
       高田信久,原田康雄,長谷川明(原研核デ−タセンタ−)
       (欠席者: 上原周三,尾川浩一,高橋旦,山口恭弘)

4.配布資料
        平成7年度第1回会合議事録(案)

5.議題
5.1 菊池康之氏の逝去により、後任には長谷川明氏がなられた。

5.2 平成7年度第1回会合議事録について、5.3の「約6万カ所にX線装置があり、
     以下を「約6万個所に診断用X線装置があり、内、線量計を所有しているのは
     数千カ所に過ぎない。また、治療用リニアク...」 に訂正後承認された。

5.3 ESR生体線量計測のための硬組織の質量減弱係数と質量エネルギー吸収係数
   (原田委員)
     炭酸系ラジカルは高温でも長時間残留するため歯や骨をESR線量測定試 料とし
    て用いることができる。骨と歯の各組織について、ICRU46、ICRP23の元素成分
    データと、Hubbell(1982)による元素のデータを用いて質量減衰係数、質量エネ
    ルギー吸収係数を計した。光子エネルギーが100keV 以下では各係数の値は組織
    の種類によって異なるが、それ以上のエネルギーでは差は小さい。また、低エネ
    ルギーでは、用いたデータによって係数値の計算結果に差が生じた。

5.4 人体組織および臓器に対する光子の質量減衰係数−XGAM−による計算 (中井委員)
     XGAMはHubbellによってつくられ、1keV〜100MeVのphotonについて、全ての元素
     および化合物に対する減衰と断面積の計算ができる。また、EXAFSの計算もでき、
     光子減衰係数のデータの完成度は高いと考えられる。

5.5 診断領域X線の標準測定法で必要とする基礎データ(岩波委員)
     医療被曝測定の現状と、その改善のための標準測定法の導入の試みについて紹介が
     なされた。

5.6 今後の活動方針
     光子のエネルギー減衰係数のデータは、整理されているが、エネルギー吸収係数や
     エネルギー転移係数のデータはそろっていない。今日の話の内容も、OHPの資料を
     中心とした物で良いから、JAERI MEMO に載せて残しておく価値がある。
     この会合で話された事を形にまとめて残すようにしたい。

     小林委員から、核データニュースへ原稿を提出する。また、次回会合で、使用が始
     まった中性子照射装置について話す。

     メンバーの入れ替えをしたいので推薦して欲しい。

     次回は6月の火、水曜日を除いた日






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Akira HASEGAWA

Head of Nuclear Data Center
Reactor Engineering Division
Japan Atomic Energy Research Institute

Tokaimura, Naka Ibaraki Japan 319-11
tel: +81-29-282-5480
fax: +81-29-282-6122
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