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河野@九州大学です.今月13日に開かれた重核評価WGの議事録です.

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                     重核評価WG第3回会合議事録(案)

  場所    原研本部, 第2会議室
          中島 豊(RIST),松延 廣幸(データ工学),村田 徹(アイテル),

配布資料
  HN97-14 アクチニドファイルのための核データ評価                    中島   
  HN97-16 Pu240, Pu242(JENDL3.2)の改訂作業の現状                    村田   
  HN97-17 Outline of the Recent Evaluation of 240Pu              
          Resonance Parameter                                       瑞慶覧 
  HN97-19 Soft-rotator Model Analysis of Collective Band Structures        
          of Even-even Actinide Nucuei                              岩本   

議事
前回議事録確認
 241Puについて.
 242Th  =>  232Th

提出資料より
   子エネルギースペクトルの評価結果が示された(資料HN97-14).連続領
   域のエネルギースペクトルは,GNASHの計算結果をGAMFILで処理するこ
   解決した.
○ 松延委員より,235Uの2200m/s値の再検討の結果が示された
   (資料HN97-15).σfの値が過大であるとの評価を受けていたが,
   測定データや他の評価値と比較してもそれほど大きな差は無い.
   した.また,JENDL-3.2に格納された数値と評価者が提出した数値が少
   し違っているので,これを調査する.
   紹介された(資料HN97-16,17).また,240,242Puの改訂作業の
   CadaracheのBoulandらによって行なわれた.この結果をJENDL-3.3に採
   用する方針である.
   場委員から報告された(資料HN97-18).第一励起準位では実験者間の差
   異が大きいこと,第二励起準位ではJENDL-3.2, ENDF-B/VI両方が実験デー
○ 大澤委員より,核分裂スペクトルの評価手法のレビューが行なわれた.
   Multimodal Fission Pathを考慮した核分裂スペクトルが計算できるこ
   報告された.スペクトル計算に敏感な準位密度とTKEについての感度が
   示された.


○ (n,2n)の閾エネルギー以上でのエネルギースペクトルの問題は,
   核データセンターと九大で,まとめて再評価を行なうこととした.
   ととした.
○ 資料COV97-19,20については次回の会合で検討する.

次回会合