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柴田@原研核データセンターです。
共分散評価WG会合の議事録(案)をお送りいたします。




        シグマ委員会共分散評価ワーキンググループ議事録(案)

場 所:原研本部 第2会議室
    松延 広幸(データ工)、村田 徹(アイテル)、山野 直樹(住友工)、
    柴田 恵一(原研)

配付資料
	10年度活動計画	柴田
COV98-2	分散の評価値と実験値の比較図	中島
COV98-4	U-233共鳴パラメータ	岩本
COV98-5	U-238(n,n')	河野
COV98-6	JENDL-3.2 Pu-240, Pu-241共鳴パラメータ
	誤差推定作業の現状	村田
COV98-7	U-233及びU-235	松延
COV98-8	評価済核データファイルJENDL用
COV98-9	住友原子力が処理した共分散データの統合

前回議事録確認

議事
1.  一般報告
配付資料COV98-1に基づき柴田委員が本WGの昨年度の活動報告及び今年度の
活動計画を報告した。本WGは今年度一杯で、解散の予定である。
現在、原研の研究委員会の見直しが行われており、各WGの存在意義及び委員数
能となる。
ては、準位密度aパラメータ及びTKEであり、aパラメータの誤差はshell correction
より、TKEの誤差は測定値より算出された。
算コードと共に、河野委員に送付する、2)河野委員は送られてきたデータ及びコー
ドからKALMAN上で共分散の計算を行う。なお、ファイル化については、柴田委
員が調べることになった。

3.  評価の進捗状況
U-233共鳴パラメータ(岩本)
岩本委員より、配付資料COV98-4に基づきDerrienが評価した共鳴パラメータの
共分散について報告があった。Reich-Moore型からBreit-Wigner型へのパラメータ
の変換は妥当かどうか、チェックしてみることになった。
Pu-240共鳴パラメータ(村田)
村田委員より、配付資料COV98-6に基づいてJENDL-3.2 Pu-240の共鳴パラメ
共鳴パラメータは未着手である。
Pu-241 νp (中島)
中島委員より、配付資料COV98-2に基づきPu-241のνp誤差が示された。実験値
の相関も考慮してあり、推定値は妥当なものである。
U-235及びU-233(松延)
松延委員から、配付資料COV98-7に基づきU-235及びU-233の評価の進捗状況
とになった。また、測定値がないエネルギー区間で誤差が極端に大きくなっている
のは不自然なのでその領域でのGMAのnode pointをはずす必要がある。
は良いのではとの意見があり、最新の実験値(Scherbakov)と比較することにした。
なお、(n,f)がずれてなければ、(n,2n)の誤差は規格化の誤差のみより決定できる。

 小迫委員より、配付資料COV98-8に基づきO-16, Na-23, Fe, U-235, U-238及び
Pu-239の6核種について共分散ファイルの処理を行った旨の報告があった。
U-235(n,γ)、U-238(n,γ)、Pu-239(n,f)が挙げられる。
いずれも共鳴領域が問題であるために、Reich-Moore型の共鳴パラメータの共分
散処理を考える必要があるかもしれない。

次回会合