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深堀@核データセンターです

先日(6月1日)開催されました高エネルギー核データファイル積分
テストに関するタスクフォース会合の議事録(案)をお届けいたしま
す。

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				シグマ研究委員会
	高エネルギー核データファイル積分テストに関するタスクフォース
				第4回会合議事録(案)

日 時 : 平成10年6月1日(月) 13:30〜17:50
場 所 : 日本原子力研究所本部 第3会議室
出席者 : 植木(船研)、渡辺、河野(九大)、山野、小迫(住原工)、沼尻(KEK)、
      馬場(東北大)、林(HEC)、大山、長谷川、田中、中島、今野、前川、
      深堀(原研)               (15名、敬称略、順不同)

配布資料:
		第3回会合議事録(案)
JHEFIE-27	高エネルギー核データファイルの仕様再検討(案)(深堀)
JHEFIE-28	高エネルギー核データの整備及び利用に関する検討
		タスクフォース報告書(JAERI-Review原稿)


議 事 :
1. 前回議事録確認
 p.1、下から2行目、中村 ? 中本、
 p.3、6.、 6行目、MCNPの最新版 ? 改良型MCNP、
を修正の上、確認された。

2. 高エネルギー核データファイルの仕様再検討
 深堀委員より、配布資料JHEFIE-27を用いて高エネルギー核データファイルの仕様
再検討(案)について説明があった。この内容は、今後の高エネルギー核データ整備
計画の原案となるもので、本タスクフォースでは検討対象外であるので、参考にとど
める。したがって、報告書には付録として掲載することとした。

3. タスクフォース報告書の検討
 配布資料JHEFIE-28に基づき、タスクフォース報告書(JAERI-Review原稿)に関す
る検討を行った。和文標題中の「答申」は諮問に対する用語であるので、ここでは「報
告」とすることとした。全体構成として、各章毎の付録の添付はやめ、最後に一括し
て付掲載する。参考文献及び図・表は番号を統一し、各章毎にまとめる。第7章
の高エネルギーファイルの要求仕様に関しては、2.の議論を踏まえて、付録へ掲載す
ることとした。

3.1 緒言
 調査項目の部分を実働グループ名とし、担当者を併記する。これに伴い、タスクフ
ォースメンバーの所を削除する。

3.2 微分断面積測定データの調査
 馬場委員が、2.2節の図の番号付けを変更して、深堀委員へ送付する。その他は、全
体構成以外の部分では特になし。

3.3 ベンチマーク実験に関する調査・収集
 TTYとバルク遮蔽体系の違いを説明するために、それぞれの定義を明確にする。ベ
ンチマーク実験の現状などの総括的な説明を付加する。Dose Equivalentの測定データ
は、核データのベンチマークテストになぜ使えないかの説明を入れる。Table 3.1中の
SLYPEN_95は微分データである可能性があるので、再検討する。以上を修正した原稿
を深堀委員へ送付する。

3.4 断面積処理法と輸送計算の調査
 内容に従って、節の構成を以下のように変更する。
	4.1高エネルギー輸送標準コード体系の整備
	4.2高エネルギー核データの特殊性と現状コードとの関係
	4.3断面積処理に関する検討
	4.4 JENDL-HEのベンチマークテスト
また、一部他の節と重複する部分を削除し、強すぎる記述は緩和する。

3.5 標準レビュー手法の検討
 「レビュー」という言葉の定義を、従来使用してきた、微分データのレビューか、
新しく山野委員の提案した積分データまで含めたものにするか、検討した。この結
果、無用の混乱を招かないように、「レビュー」は従来の意味とし、積分データまで
含めた検討に関する新しい言葉を定義することとした。また、提案された作業の内、
「(7)JENDL-HEファイルからの断面積処理を含む輸送計算手法の整備」は、ユーザ側
で行うべきであると思われるので、削除した。以上の検討結果を考慮して、山野委員
が修正版を深堀委員へ送付する。

3.6 海外の動向調査
 主観的な書き方及び一部語句の修正を行う。その他は、全体構成以外の部分では特
になし。

3.7 シグマ委員会及びユーザグループへの提言
 一部語句の修正が必要。シグマ委員会への提言に「必要な微分測定データ取得を促
進してもらう」の意味の項を追加し、核デセンターへの提言中の「(4)レビュー方
法の手順化」は高エネルギー核データ評価WGで行うべきであるとして削除した。

以上の検討の結果を考慮し、1998年6月12日(金)までに修正版を深堀委員に送付す
ることとした。

4. その他
 報告書(JAERI-Review)発行をもって本タスクフォースは終了とする。