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シグマ委員会共分散評価ワーキンググループ会合記事録(案)
日時:平成11年9月22日(水) 13:30-17:30
場所:原研本部第5会議室
出席者:石川 眞、横山 賢治(サイクル機構)、中島 豊(RIST)、河野 俊彦
(九
大)、松延 広幸(データ工)、村田 徹(アイテル)、山野 直樹、小迫 和
明(住原工)、杉本 昌義、柴田 恵一(原研)
配布資料
COV99-10 共分散評価の現状
柴田
COV99-11 O-16(n,n')断面積とPu-240非分離共鳴パラメータの誤差検討 村
田
COV99-12 U-233(n,3n)断面積誤差
松延
COV99-13 U-235(n,f)断面積の誤差
松延
COV99-14 U-235(n,f)共鳴領域断面積の測定値
松延
COV99-15 Pu-239共鳴領域平均断面積の測定値
柴田
COV99-16 Pu-239核分裂共鳴断面積の群平均断面積の誤差について 小迫
COV99-17 U-238非弾性散乱励起レベル別の炉定数調整に関する検討 横山
前回議事録確認
前回議事録を確認した。
議事
1. 共分散評価の現状
柴田委員より本WGで整備した共分散データの一覧表(COV99-10)が示された。
核種、反応とも高速炉の炉定数調整作業で必要なデータは網羅している。
2. O-16(n,n')断面積の誤差
村田委員より配布資料COV99-11に基づきO-16(n,n')断面積の誤差について説明
があった。評価にはKALMAN-CASTHYを用い、第2、第3+4準位の実験値を入力
した。群定数の誤差は、入力した実験値の誤差よりも小さいので、再度、KALMAN-
CASTHYの入力をチェックすることにした。
3. Pu-240非分離共鳴パラメータの誤差
柴田委員が計算したPu-240非分離共鳴領域の全断面積の誤差は実験値と比べ大
きすぎるので、再度ASREPによるfittingを試みることになった。
4. U-233(n,3n)断面積の誤差
松延委員より配布資料COV99-12に基づき、U-233(n,3n)断面積の誤差導出法につ
いて説明があった。この反応断面積の測定値は皆無であるので、Vesser等の
U-235(n,3n)断面積より誤差を求めた。なお、U-233(n,2n)反応断面積はGNASHの計
算結果を小林捷平氏の平均断面積の測定値に規格化しており、同じ規格化因子を
(n,3n)の計算値にも適応した。議論の結果、(n,2n)断面積の共分散は小林氏の測定値
の誤差から求められており、一貫性の観点から同じ共分散を(n,3n)反応にも適応すべ
きであるとの結論に至った。従って、WGとしてはU-233(n,3n)断面積の誤差は(n,2n)
断面積と同一のものを採用する。
5. U-235(n,f)断面積の誤差
同時評価とは独立に求められた12MeV以上のU-235(n,f)断面積の誤差について松
延委員から説明(COV99-13)があった。GMAによる計算結果はエネルギー間の相
関がほとんど無く、そのまま最終値として採用できないとの意見があった。河野委
員が以前に行った計算結果を参考に、松延委員と柴田委員でどうするか検討するこ
とになった。
6. Pu-239核分裂共鳴断面積の群平均誤差
群定数化したPu-239核分裂共鳴断面積の誤差が熱群で異常に小さい(0.4%)こと
について、小迫委員が配布資料COV99-16で説明した。この問題は、断面積処理に
使った荷重関数と共分散処理に使った荷重関数が異なったことにより生じた。
ERRORJコードで荷重関数を指定できるオプションを追加して、断面積と共分散処
理の整合性を取った。
7. 共鳴領域の断面積共分散
共鳴パラメータの誤差から計算した平均断面積の誤差が小さいことから、U-235、
Pu-239の共鳴領域での平均断面積の測定値について調査した。U-235核分裂断面積
(COV99-14)、Pu-239全断面積、捕獲断面積、核分裂断面積(COV99-15)はいず
れも平均断面積およびその誤差の測定値が存在する。
Bouland、Derrienの資料によるとSAMMYによる共鳴解析では測定値の系統誤差
は考慮されていないことが判明した。従って、そのような共鳴パラメータ及びその
誤差から計算した平均断面積の誤差は当然、統計成分しか含んでおらず小さな値
(1%以下)となる。
そこで、共鳴領域の断面積の系統誤差を考慮するために2つのアクションを平行
して行うこととした:(1)系統誤差を平均断面積の測定値から推定し、MF33に収納
する。U-235に関しては松延委員、Na-23、Pu-239に関しては柴田委員が担当。(2)
系統誤差を共鳴パラメータの共分散として取り込めるようにする。U-235,-238、
Pu-239を河野委員が担当。それぞれの結果を見て、最終評価値をどうするかを議論
する。
8. 非分離共鳴領域の断面積誤差
非分離共鳴領域で共鳴パラメータから計算した断面積誤差が大きすぎるのでは
との指摘が前回会合であった。原因は不明であるが、同じ共鳴公式を使っているか
どうかチェックするために、評価に使ったパラメータの感度係数を断面積処理に使
った感度係数と比較することにした。また、MF33の部分に余分なデータが入って
いないかどうかをチェックすることにした。
9. U-238(n,n')の準位毎の断面積による調整
U-238(n,n')の各励起準位の断面積による炉定数調整の結果が横山委員により報告
された(COV99-17)。連続準位以外はその調整量は小さいことがわかった。第1、
第2準位の誤差が小さいのではとの質問が出されたが、評価者からは実験値を反映
した値との回答があった。議論の結果、少なくとも第1準位と第2準位間には相関
を持たせる必要があるとの結論に至った。
次回会合
平成11年12月6日(月) 原研本部
Action List
1) 河野:U-235,-238,Pu-239の共鳴パラメータの共分散検討。
2) 河野:U-238(n,n')のレベル間の相関を柴田委員に送付。
3) 村田:O-16 Kalman-Casthy計算の再検討。
4) 中島:非分離共鳴パラメータの感度係数を小迫委員に送付。
5) 小迫:非分離共鳴パラメータの感度係数の比較。
6) 松延:河野委員が計算した12MeV以上のU-235(n,f)の共分散を柴田委員に送付。
7) 松延:U-235共鳴領域の全断面積、捕獲断面積、核分裂断面積の誤差を実験値
より推定。
8) 柴田:Na-23,Pu-239の共鳴領域の誤差を実験値より推定。
9) 柴田:非分離共鳴領域の誤差が大きすぎる原因として、MF33に余分なデータが
無いかどうかをチェック。
10) 柴田:Pu-240非分離共鳴パラメータの共分散を再検討。
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