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各位 10 月 7 日に開催されましたシグマ委員会平成 11 年度第2回運営委員会の 議事録(案)をお送りします。 ----------- ここから --------------- シグマ委員会平成 11 年度第2回運営委員会議事録(案) 日時:1999 年 10 月 7 日(木)13:30 〜 17:30 場所:原研本部第1会議室 出席者:吉田(武蔵工大、主査)、井頭(東工大)、石川(サイクル機構)、岡本(日大)、     北沢(東工大)、瑞慶覧(日立)、馬場(東北大)、山野(住原工)、池田(原研)、     中島(原研)、長谷川(原研) 幹事:中川(原研)、片倉(原研) オブザーバー:喜多尾(データ工学)、更田(環境科学研)、小田野(原研)、深堀(原研) 配付資料  1.平成 11 年度第1回運営委員会議事録(案)  2.平成 11 年度シグマ特別専門委員会・シグマ研究委員会本委員会議事録(案)  3.平成 11 年度第1回医学用原子分子・原子核データWG会合議事録(案)  4.シグマ活動環境整備方策の検討について(提案)  5.1999 年核データ研究会 準備状況  6.「しきい反応断面積検討アドホックWG」の設置について  7.光核反応データワークショップ並びに IAEA/CRP 光核反応データワークショップの開催に    ついて  8.2001 年核データ国際会議開催について  9.NEANSC 評価国際協力(WPEC)及び測定活動(WPMA)ワーキングパーティの統合会合    出席報告 10.原子力学会誌2年報寄稿について 11.医療用原子分子及び核データ活動について 参考 図表 議事 I.議事録確認 1.前回議事録確認   以下の修正の後、確認された。   p 5 上 16 行  WOEC → WPEC   なお、議事録(案)にあった学会への記事の投稿の件は、WPEC の活動については、   原稿を作成している、High Priority Request List については現在準備中であると報告された。 2.本委員会議事録確認   以下の修正に後、確認された。   p 2 下 6 行  PIA → PIE II.審議事項 1.医学用原子分子・原子核データグループについて   中川幹事が配付資料3を説明し、グループの委員長を交代して新たに出直すことが、   了承されれば、次回会合を 12 月 9 日に開催し、今後の方針を検討することが提案されて   いることが報告された。   議論の結果、出直し案は了承された。   なお、当該グループと他のグループとの連携が必要との議論があり、新しい委員長が   選出された後、運営委員会で新委員長を交え議論することとなった。 2.シグマ活動環境整備方策の検討について   井頭委員が配付資料4を説明した。原子力学会が部会制に移行することにともない、   シグマ委員会の意見を学会に反映させることが困難になってきているなど、シグマ活動の   環境が悪化している。このため、原子力学会に核データ部会(仮称)を設置する等環境整備   方策を検討する「シグマ検討小委員会(仮称)」の設置を提案する。   議論の結果小委員会の設置は了承された。なお、メンバーには委員長も加えることとなった。   また、部会を立ち上げた場合のメリット、デメリットを十分に考慮して検討して欲しいとの   要望が出された。 III.報告事項 1.1999 年核データ研究会準備状況   山野委員(実行委員長)が配付資料5で準備状況を報告した。   本年度は、基調講演として「核データ活動の必要性と展望」についてを予定している。   講演者は原子力安全システム研究所長の木村逸郎氏である。   また、本研究会の活性化を図るため、「ポスター発表賞」を設けることとした。 2.原子力学会誌2年報寄稿について   山野委員(2年報編集委員長)が配付資料10で報告した。   「シグマ委員会」の 1997、1998 年度の活動報告をまとめ学会誌へ寄稿した。   12 月号に掲載される予定である。刷り上がりで 10 ページ前後となる。 3.「しきい反応断面積検討アドホック WG 」の設置について   小田野専門委員が配付資料6で報告した。   しきい反応断面積の励起関数の系統式の専門家である Manokhin 氏(オブニンスク)を   1ヶ月程核データセンターへ招聘するのに合わせ、標記アドホック WG を設置し、   系統式による解析などの作業を集中的に実施する。作業がまとまり次第 WG を解散する。   成果は原研のレポートとして公開する。 4.IAEA 光核反応データワークショップについて   深堀専門委員が配付資料7で報告した。   IAEA 研究協力計画(CRP)「光核反応データの評価と格納」の第3回会合が東海研で   開催される。合わせて国内のファイル整備の現状や国外の評価ファイルの現状等について   国内外の専門家で討議するためワークショップを開催する。   この報告に対し、関係者への情報を十分に流しておくように要望が出された。 5.2001 年核データ国際会議準備状況   長谷川委員が配付資料8で報告した。   2001 年 10 月 7 日から 12 日、つくば国際会議場で核データ国際会議を開催する予定である。   参加者は 350 名程度と考えている。国内組織委員会等運営体制をかため始めている。   協力をお願いしたい。   この報告に対し、以下のコメントが出された。   協賛と共催の区別を明確にしておく必要がある。   日本物理学会や学術会議あるいは理研にも協賛あるいは共催を依頼したらどうか。   プロシーディングスを年度内に出そうとするとかなりきついスケジュールとなる。   予算の使い方に注意する必要がある。 6.WPEC/WPMA 会合報告   長谷川委員が配付資料9で報告した。   WPEC と WPMA の統合、並びに、各サブグループの活動状況と今後の扱いについて議論した。   統合に関しては、新たに核データ評価国際協力ワーキングパーティ(Working Party on   International Nuclear Data Evaluation Co-operation: 略称 WPEC)としての活動規約を   作成した。従来のサブグループは殆ど活動を終了することになり新たなサブグループの   立ち上げについて議論し、長期戦略グループとして核計算モデルコードについてのグループが   発足することとなった。なお、統合後の第1回会合は来年6月19日〜21日に日本で   開催される予定である。 7.IAEA/NDS における medical application の活動について   岡本委員が配付資料 11 で、IAEA/NDS で行われている医療関係の活動についての紹介した。   医療関係については IAEA でも重視しており、様々なワークショップやテクニカル   ミーティングが開催されている。核データに対するニーズも多い。 IV.その他 1.確認事項 1)宿題事項の確認   特になし 2)次回日程   1月21日(金)   なお、春の原子力学会の「核データ・炉物理特別会合」のテーマは事後報告となる。 2.その他   北沢委員より中性子捕獲の国際会議について、報告があり、2002 年に 11 回目の国際会議が   開催されるが、次回からはもっと若い人に contribute して欲しいと要望が述べられた。