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                             中重核評価WG会合議事録(案)

日時:平成12年5月23日(火) 13:30-17:00
場所:原研本部第2会議室
出席者:浅見 哲夫(データ工)、渡部 隆(川重)、井頭 政之(東工大)、
       山室 信弘(東工大)、柴田 恵一(原研)

配布資料
MHN-00-01 	鉄データの評価 (柴田)
MHN-00-02 	Ti、Cr、Wの中性子核データの再評価作業について (浅見)
MHN-00-03 	JENDL-3.3 Ni-60の評価結果の報告(山室)
MHN-00-04 	中重核評価の進捗状況表(柴田)
MHN-00-05	共分散評価について(柴田)

議事
1. 議事録確認
 前回議事録の2頁2行目のBetholdをBertholdに修正した後、承認した。

2.	鉄の評価
 柴田委員より配布資料MHN-00-01に基づき説明があった。共鳴パラメータに
関しては、Fe-54はENDF/B-VI、Fe-56はFroehnerの評価値を採用した。全断面積は
7 MeV迄Geelの高分解能データをトレースした。Fe-56では(n,2n)反応断面積をTNG
コードの計算値で置き換えた。

3.	Ti、Cr、Wの評価
 担当の浅見委員から報告があった(MHN-00-02)。天然元素の全断面積測定値の構
造をTi-48及びCr-52に組み込んだ。

4.	Ni-60の評価
山室委員により評価結果の説明(MHN-00-03)があった。14 MeVでの捕獲ガンマ線
スペクトルがSICROSの計算値とJENDL-3.2で大きく異なっている。

5.	評価の進捗状況
殆どの核種の評価及びファイル化は終了した。評価が終了してないのは、Na-23、
Al-27、Si-28、Si-29、Si-30である。

6. 共分散評価
 柴田委員より資料MHN-00-05に基づき共分散評価用のツールの説明があった。
なお、共分散を与える核種は以下の通りとした。

Na-23、Ti-48、V、Cr-52、(Cr-53)、(Fe-54)、Fe-56、Co-59、Ni-58、Ni-60、
Er-166,167,168,170

括弧付きの核種は可能ならば共分散を作成する。また、Erは捕獲断面積の共分散の
みとする。

7.	その他
 評価担当者はコメントファイルを作成する。また、評価の詳細は原研レポートと
して公刊するので、評価者はその英文ドラフトを作成することにした。

次回会合
 8月29日(火) 原研本部にて

Action List
1.	評価担当者:コメントファイル及びレポートの作成。