previous

各 位

1/24に開催されました高エネルギーファイル作成SWGの
議事録をお送りいたします。

渡辺@九大

-----------------------
シグマ研究委員会・核データ専門部会・高エネルギー核データ評価WG
高エネルギーファイル作成SWG第3回会合議事録(案)

日時: 平成13年1月24日(水) 13:30〜17:30
場所: 三菱総合研究所会議室(CR-2F)
出席者: 義澤(三菱総研)、真木(日立)、村田(アイテル)
     山野(住友原子力)、小迫(住友原子力)、渡部(川重)
     渡辺(九大)、小田野、千葉、深堀(原研)、池田(三菱、オブザーバ)
    (以上11名、敬称略、順不同)
    
配布資料:
・高エネルギーファイル作成SWG・微分レヴューSWG2000年度第2回会合議事録(案)
・HE-F-00-21 Present Status of JENDL High-Energy File(渡辺) 
・HE-F-00-22 炭素、シリコン、マグネシウムの評価進捗状況(��)(渡辺)
・HE-F-00-23 14N,16Oの評価作業報告(村田)
・HE-F-00-24 クロム同位体の評価作業について(7)(小迫)
・HE-F-00-25 Cl, Ga, Ge, Asの評価(渡部)
・HE-F-00-26 高エネルギー核データ評価の進捗状況(義澤)
・HE-F-00-27 JENDL高エネルギーファイルの問題点(深堀)
・HE-F-00-28 Comparison of the preliminary "JENDL/HE" Data with
              The "EXFOR" data(深堀)
・HE-F-00-29 Cu-63, Cu-65 Evaluation for JENDL-HE(山野)


議事:
1.前回議事録確認
 「高エネルギーファイル作成SWG第2回会合議事録(案)」の確認を行なった。
「Local Symetric」を「Local Systematics」に変更して、承認された。

2.報告事項
 深堀委員よりND2001に関する現状報告があった。全部で約590件のアブストラ
クト投稿があった。招待講演50件とあわせると約640件となる。レビュー作業
が開始されており、プログラム委員会(3/8)で受理論文の決定を行なう予定である。

3.評価の進捗状況

3.1 12C, Si, Mg
 配布資料HE-F-00-21,22を用いて、渡辺委員よりC, Si, Mgの評価の進捗状況が報告
された。12Cについてはほぼ評価を終えた段階である。波束の幅を変えたQMDの再計算
を行い、150MeV以上の12C(p,xp)のDDXの再現性が改善されることが示された。Siに関
しては、Si-28の評価を終了し、Si-29,30の光学ポテンシャルパラメータの決定に着手
した。Mgについては、Siが終了後評価を行なう予定である。GNASHで計算されたCM系の
エネルギースペクトルからLab系のDDXを作成する際の問題点が指摘され、その解決
方法が提案された。

3.2 14N, 16O
 配布資料HE-F-00-23を用いて、村田委員より14N,16Oの評価の進捗状況が報告
された。ほぼ評価は終了し、ファイル化の段階にある。10MeV以下の陽子入射に
ついて共鳴領域の取り扱いを検討し、16O(p,p)に対する共鳴解析と光学モデルの
結果の比較が示された。議論の結果、現状では光学モデル計算で対応することに
なった。

3.3 Cr, Ti, Mn, Ca, K, Zn
 配布資料HE-F-00-24を用いて、小迫委員よりCr, Ti, Mn, Ca, K, Zn同位体の評価
進捗状況が報告された。Cr, Ti, Mn, Ca同位体については、評価最終調整とファイル
化を終えた。K同位体は、OMP決定作業を行なっている。Zn同位体は未着手で、K同位
体終了後に行なう予定である。また、村田委員の担当されたN-14, O-16のファイル化
作業を実施している。

3.4 Cl, Ga, Ge, As
 配布資料HE-F-00-25を用いて、渡部委員よりCl, Ga, Ge, As同位体の評価の進捗
状況が報告された。Quick-GNASHコードのパソコン(Windows)への移植を行った。
OMPの決定を終え、それを使って計算した中性子全断面積をJENDL-3.2およびTOTELA
の結果と比較し、その妥当性を確認できた。

3.5 Fe他
 配布資料HE-F-00-26を用いて、義澤委員よりFe同位体をはじめとする担当核種の
評価の進捗状況が報告された。Fe-56については、2000年核データ研究会での報告
結果をもとに説明があった。Np-237およびU同位体について、系統式に基づく
TOTELAやFISCALコードを使った全断面積、反応断面積、弾性散乱断面積、核分裂
断面積の計算結果が示され、今後の評価方針について説明があった。

3.6 アクチニド核種
 深堀委員よりアクチニド核種の評価の進捗状況が報告された。核分裂断面積の
評価にはFISCALを使う。高エネルギー領域の核分裂スペクトル及びνについては
実験値がないので、QMD+核分裂の中原モデルによる計算による評価を検討して
いる。また、GNASHのfission計算部分の改訂作業を始める予定である。

3.7 Cu
  配布資料HE-F-00-29を用いて、山野委員よりCu同位体の評価の進捗状況が報告され
た。全断面積、弾性散乱断面積、核種生成断面積について実験値との比較が示され
た。(p,n)反応のDDXおよびTTY測定値と比較が示され、前平衡成分と蒸発成分の割合
を変えるためのパラメータ調整法についての議論を行なった。又,GMAを用いた核種
生成断面積の評価方法に関する説明があった。

4.ファイル化の進捗状況およびライブラリー化の問題点
 配布資料HE-F-00-27を用いて、深堀委員よりこれまでのファイル化における問題点
が報告され、その対処法について議論を行なった。(1)250MeV以上で格納すべき陽子
弾性散乱角度分布(MF=6/MT=2)の最小角度にゼロが入っており、クーロン散乱断面
積が発散するので、5度にすることにした。(2) 250MeV以上でのγ生成断面積データ
が必要。現状のQMD計算ではγ線放出を考慮できないので、ALICEやJAMで別途計算する
必要がある。(3) DDXデータが重心系(GNASH計算)と実験室系(QMD計算)のものが混在
している。重心系データを実験室系データに変換することで対応する。(4) その他、
いくつか細かい修正点が指摘されたが、いずれもCRECTJなどの編集ツール等で対応
可能である。

5.レヴュー作業について
 配布資料HE-F-00-28を用いて、深堀委員よりレヴュー用に開発したプロットツール
の紹介とそれを使った実験値とJENDL-HEの評価値(Ca、Ti, Cr, Mn, Fe, Cu同位体に
対するpreliminaryな結果)との比較が示された。

6.その他

宿題事項
1) メールを使った本年度の活動の総括と来年度の活動計画の取りまとめ(渡辺)
2) CM系のエネルギースペクトルからLab系のDDXを作成す処理方法の検討とプロ
 グラム作成(渡辺・深堀)
3) JAMコードによる150MeV以上の計算(深堀)
4) TOTELAの修正(深堀)
4) 評価およびファイル化(各担当者)

次回会合(来年度)は未定。