previous [2002/05/31]

各 位

7/31に開催されました第2回高エネルギーファイル作成SWG会合の
議事録(案)を下記のとおり配信いたします。

渡辺@九大

-------------------------------------------------------
シグマ研究委員会・核データ専門部会・高エネルギー核データ評価WG
高エネルギーファイル作成SWG平成14年度第2回会合議事録(案)

日時: 平成14年7月30日(金) 13:30〜17:00
場所: 住友原子力工業(株)会議室
出席者:真木(中小企業総合事業団)、村田(アイテル)、山野(住友原子力)、
小迫(住友原子力)、千葉(原研)、中島(原研)、深堀(原研)、渡部(エネテッ 
ク)、
桑折(徳島大)、執行(九大)、渡辺(九大)  (以上11名、敬称略、順不同)

配布資料:
・高エネルギーファイル作成SWG平成14年度第1回会合議事録(案) 
・HE-F-02-07 炭素、シリコン、マグネシウムの評価進捗状況(X)(渡辺)
・HE-F-02-08 14N,16O評価の現状(村田)
・HE-F-02-09 クロム同位体の評価作業について(13)(小迫)
・HE-F-02-10 Cu-63, 65評価の現状(山野)
・HE-F-02-11 Cl, Ga, Asの評価(3)(渡部)
・HE-F-02-12 タングステン、ニオブ、ジルコニウムの進捗状況(執行)
・HE-F-02-13 JENDL High Energy Fileファイル化の現状(深堀)
・HE-F-02-14 高エネルギー関連ファイル微分レビューマニュアル(案)(深堀)

議事:

1.前回議事録確認
 「高エネルギーファイル作成SWG平成14年度第1回会合議事録(案)」の確認を行い、
下記の箇所を修正後、承認された。

4.5節中の表現に対して、
修正前:入射エネルギー150MeV以上のγ線生成断面積計算について、
修正後:入射エネルギー150MeV以上のγ線生成断面積計算(小迫委員担当)について

2.報告事項

1) 深堀委員より、ND2001のプロシーディングスの印刷・出版状況および2002年の核データ
研究会の準備状況について報告があった。

3.評価の進捗状況

3.1 C, Si, Mg
 配布資料HE-F-02-07を用いて、渡辺委員よりC, Si, Mgの評価の進捗状況が報告された。
C-12については、新たに(p,d)及び(n,d)反応の基底状態遷移に対するDWBA計算を追加し、
GNASH計算を終えた。ファイル化で必要なDDXのCM系からLab系への変換処理では、
前平衡成分(Kalbach系統式)と平衡成分(運動源模型)に分けた処理方法を用いるこ 
とにした。
SiとMgについては、修正OMPを用いてGNASHの再計算を行った。QMD/GEM計算結果との
接続エネルギーを検討後、ファイル化を終える予定である。

3.2 14N,16O
  村田委員より、配布資料HE-F-02-08を用いて、14Nと16O の評価進捗状況が報告された。
150MeV (p,xp)反応のDDX実験データと比較した結果、前方角における高エネルギー領域の
スペクトル形状に問題があり、DDX評価値作成にはさらに検討が必要であることが示さ 
れた。
又、今後は、150MeV以下のJAM計算を行い、EXFION計算とJAM計算との接続について
検討する予定である。

3.3  Cr, Ti, Mn, Ca, K, Zn
 配布資料HE-F-02-09を用いて、小迫委員より評価進捗状況が報告された。コメント 
部を除き、
担当核種の評価・ファイル化作業がすべて終了した。評価結果の一例として、Cr-52に 
対する
陽子入射反応の結果が示された。今後は、小田野委員から引き継いだCo-59の評価ならびに
20MeV以下のZnの仮評価ファイル作成を予定している。さらに、NJOY等の処理コードに 
対する
現行ファイル形式の適応性を調べる予定である。

3.4 63,65Cu
 山野委員より、配布資料HE-F-02-10を用いて、担当核種63,65Cuの評価進捗状況が
報告された。中性子入射に対しては、評価作業をほぼ完了し、核種生成断面積に対する
GNASHとJAM計算結果の接続を個々の同位体について行っている。陽子入射については、
DDXやSDXばかりでなく、TTY測定値との比較も行った。今後は最適なKalbach定数を 
サーチし、
中性子入射と同様に核種生成断面積に対する接続処理を個々に進めていく予定である。

3.5 Cl, Ga, As
 渡部委員より、配布資料HE-F-02-11を用いて、担当核種Cl, Ga, Asの評価進捗状況が
報告された。GNASH計算で使用するOMPの検討を中性子入射の全断面積と弾性散乱断面積
に対して行い、200MeV以下の領域で適用可能なグローバルな核子OMPであるKoningのOMP
を使用することにした。今後は、このOMPを使ったGNASH計算を行う予定である。

3.6 W, Nb, Zr
執行委員より、配布資料HE-F-02-12を用いて、担当核種W, Nb, Zrの評価進捗状況が
報告された。中性子入射中性子生成の評価においては、巨大共鳴(GDR, GQR, LEOR)を
考慮した。200MeV以下の領域に対するW同位体及びNbのファイル化を終了した。Zr同位体
については評価作業を終え、ファイル化を実施中である。

3.7 その他
 深堀委員より、小田野委員および義澤委員から引き継いだ核種の評価状況について
説明があった。小田野委員担当分の197Auについては、引き継ぎ段階でOMP決定作業は
終えている。義澤委員担当のFeおよびNiについては250MeVまでのファイル化が一応完成
済みである。F, Na, Ar, V, YについてはOMPの決定を終えた段階で、今後GNASH計算が
必要である。

4.微分レビューについて
 配布資料HE-F-02-13を用いて、現在までのファイル化作業の現状報告ならびに
レビュー担当者の確認を行った。W同位体のレヴュー担当者を川合委員から日野委員へ
変更する提案がなされた。また、微分レビュー方法について、深堀委員より、
配布資料HE-F-02-14を用いた説明があった。今後は、ファイル化が終了した核種から
早急に微分レビュー作業に入る予定である。

次回会合は10月28日(月)を予定。