previous シグマ研究委員会 ドシメトリ−積分テストWG 議 事 概 要 開催日時: 平成10年12月7日(月) 13:30〜17:00 場 所 : 原研本部、第2会議室 出席者(順不同・敬称略) 小林捷平、井口哲夫、青山卓史、島川聡司、池田裕二郎、柴田恵一 の各委員 議 事 1.前回(平成9年9月17日)の議事録確認 「国際核融合材料照射施設(IFMIF)の概要と照射場」の概要説明文におい て、最後の行の「特に10MeV以上の領域になると」を「特に20MeV以上の領域 になると」に修正し了承。 2.JENDL Dosimetry File の改訂版とシンポジウムへの寄稿について 小林委員より、1999年9月に大阪で開催される「第10回原子炉ドシメトリ−国 際シンポジウム」に当WGの成果として「Integral Assessment of the Revised JENDL Dosimetry File」を寄稿した旨、報告があった(申込み締切:1998年10月 1日)。現段階では、Abstractによる申込であるが、受理されると仮プログラムな どが1999年3月頃に配布される予定である。論文提出の締め切りはシンポジウム当 日となる。 3.ドシメトリ−シンポジウムの準備状況 小林委員より、当シンポジウムの準備状況について紹介があった。原子炉ドシメ トリ−ヨ−ロッパWG(EWGRD)からは、約60のAbstractsの申請があり、ASTM側で は約90のAbstracts(アメリカ域:約40、アジア域:約50)の申請があって予想 を上回る数であった。口頭発表は7つのセッションに分類し、ポスタ−発表はこれ らをA、B、Cに振り分ける。WorkshopsとTutorialsについては、1999年1月1日 までの間、さらに参加申し込みを受け付けることになった。これらの申込状況を見 て、9つのWorkshopsとそれぞれの座長の決定、Tutorialsの決定を行う予定である。 1月のシンポジウム/プログラム委員会では、プログラムの作成、参加登録などの 諸手続ほか多くの問題について打ち合わせが行われる。 4.JENDL Dosimetry File の積分テスト結果について まず、柴田委員から、ドシメトリ−ファイル作成の進捗状況について報告があっ た。2〜3の核種に対するコメントファイル作成が遅れていることを除けば、今回、 目的とした30数核種の評価作業はほぼ終了することになる。続いて、柴田、小林 委員より、Cf-252、U-235などの標準中性子場におけるJENDL Dosimetry File (JDF -1.1)の積分テスト結果について紹介があった。従来のJENDL Dosimetry File (JDF -1.0)の場合と比較すると、幾つかの反応では改善が見られ、誤差値も低目になった ものがあったが、全般的にはJDF-1.0の結果と大きく相違するものではなかった。 青山委員からはJOYOの燃料領域、反射体領域を用いた積分テストについて、島川 委員からはJMTRの照射場を使った積分テストについて紹介があった。これらの報告 では、照射場のスペクトル評価・標準場の問題と積分評価の方法について意見交換 が行われた。その結果、ここでの議論を反映させ、問題点をより詳細に検討してゆ きながら、積分テストを実施する方向で進めることになった。 5.JENDL Dosimetry File 改訂版のまとめについて 小林委員より、JENDL Dosimetry File 改訂版を早くまとめた上で、作業に区切り をつけたい旨の説明があった。本年度末を目標に先のJAERI 1325に準じたレポ−ト を作成する件については、次回の3月9日にはDraft原稿を持ち寄り、来年度早々に 出版を予定したい。そこで先回の議事概要にある作業分担・担当に従い、各委員に は協力をお願いすることになった。来年度の予定については、当WG存続の検討も 含め、次回(1999年3月9日)に相談することになった。 【配布資料】 DS-178 前回(平成9年9月17日)議事概要 DS-179 ドシメトリ−シンポジウムプログラム表、申込Abstractほか(小林) DS-180 ISRD-10のWorkshops、Tutorialsへの参加募集について(小林) DS-181 JAERI 1325 Contents DS-182 ドシメトリ−ファイル作成進捗状況、積分テスト(柴田) DS-183 改定JENDL-3ドシメトリ−ファイルの積分テストについて(青山) DS-184 改定JENDL Dosimetry File の積分テストについて(島川)