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    平成13年度核分裂生成物収率評価 WG 会合議事録(案)

1.日時:平成14年3月6日(水)13:30〜17:00
2.場所:原研東海研研究2棟315号室
3.出席者:岩本(原研)、大澤(近大)、親松(愛知淑徳大)、片倉(原研)、
      篠原(原研)、瑞慶覧(日立)、永目(原研)、西尾(原研)、深堀(原研)

配付資料
FY-02-01 IAEA の Progress Report
FY-02-02 IAEA Interoffice Memorandum
FY-02-03 IAEA CRP Participanta: work still to be done
FY-02-04 Study of Fission Product Yield Data in JAERI (Presented at the CRP meeting) 
FY-02-05 核分裂收率計算モデルの検討
FY-02-06 共鳴トンネルを経由する 240Pu の質量数形成

議事概要
1.前回議事録の確認
  前回会合の議事録を確認した。

2.IAEA での活動の紹介
  配付資料 FY-02-01 ? FY-02-03 により片倉委員が IAEA での核分裂收率に関する CRP 
 活動について紹介した。CRP の活動は、当初 2001 年までであったが、1年延長し、ベ
 ンチマーク計算を行ない相互比較を実施する予定となっている。ベンチマーク計算に使
 える様、森山ー大西モデルの改良を検討する。

3.森山ー大西モデルの検討
  配付資料 FY-02-04 により片倉委員が前回の IAEA CRP で報告した森山ー大西モデル
 の現状、改良の可能性について報告した。高エネルギー核分裂については Zoler 等が 
 235U(n,f) について 400 MeV 入射までのデータを得ている。これを基に森山ー大西モ
 デルのパラメータの検討を進める。

4.核分裂収率計算モデルの検討
  配付資料 FY-02-05 により大澤委員が Dickens モデル、Wahl モデル、森山・大西
 モデルの計算をJENDL-3.2 の核分裂收率データと比較し、問題点を整理した。

5.共鳴トンネルを経由する 240Pu の質量数形成について
  配付資料 FY-02-06 により西尾委員が原研タンデム加速器を用いた共鳴トンネルを経
 由する核分裂の質量分布について報告した。239Pu(d,pf) 反応の 5.50 MeV β振動準位
 を経由する質量分布は、239Pu の熱中性子核分裂の分布と誤差内で一致し、β振動経由
 の有無に依存しないことが明らかになっている。