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平成15年度シグマ特別専門委員会・シグマ研究委員会本委員会議事録(案)
日時:2003年7月22日(火)13:30〜17:30
場所:霞山会館「たけ」
出席者:井頭 政之(東工大、主査)、加藤 幾芳(北大)、久保野 茂(東大)、
北沢 日出男(防衛大)、河出 清(名大)、執行 信寛(石橋委員代理:九大)、
梶野 敏貴(国立天文台)、谷畑 勇夫(理研)、難波 忠清(核融合研)、
石川 眞(サイクル機構)、川島 正俊(東芝)、瑞慶覧 篤(日立)、
田原 義壽(三菱重工)、山野 直樹(住友原子力)、水本 元治(原研)、
西谷 健夫(原研)、長谷川 明(原研)、片倉 純一(原研)、柴田 恵一(原研)
幹事:中川 庸雄(原研)
発表者:大澤 孝明(近大)
配付資料
1.平成14年度シグマ特別専門委員会・シグマ研究委員会本委員会議事録
2.シグマ委員会 運営委員会議事概要
3.原子力学会核データ・炉物理特別会合
4.日本原子力学会核データ部会の活動
5.シグマ委員会人事
6.国内研究機関の核データ活動(大学関係)
7.JCPRG 2002年度活動報告
2001 年度にみる原子核実験データの生産量
8.原研における核データ測定
9.サイクル機構における核データ研究活動
10.原子力をささえる核データライブラリーJENDL-4の作成に向けて
(次期JENDL検討小委員会報告)
11.核データ専門部会の平成14年度活動報告と15年度の予定
12.炉定数専門部会の平成14年度活動報告と15年度計画
13.核燃料サイクル専門部会平成14年度活動報告及び平成15年度計画
14.常置グループ活動報告
15-1.2002年核データ研究会の報告
15-2.2003年核データ研究会の計画
16.第15回NEA/NSC/WPEC核データ評価国際協力WP会合出席報告
17.第12回NEA NSC実行グループ会合出席報告
主査挨拶
シグマ特別専門委員会の井頭主査より開会の挨拶があった。
議事
1.報告事項
1.1 運営委員会報告
昨年の本委員会後に開催された運営委員会について議事概要を配付資料2に基づき、
片倉氏が報告した。
1.2 原子力学会関係
(1)核データ・炉物理特別会合
中川氏が配付資料3に基づき、原子力学会2003年秋の大会の「核データ・炉物理特別
会合」のテーマについて報告した。
(2)核データ部会
山野氏が配付資料4に基づき、原子力学会「核データ部会」の活動について報告した。
1.3その他
特になし。
2.シグマ委員会人事
2.1委員の交代
中川氏が本委員の交代について配付資料5で報告した。
3.国内研究機関の核データ活動
3.1 大学関係
井頭氏が、配付資料6に基づき、大学関係での核データ活動について報告した。資料
は、原子力学会、核データ研究会等への投稿論文の傾向をまとめたものである。
3.2 日本荷電粒子核反応データグループ
加藤氏が、配付資料7に基づき、荷電粒子核反応データグループの活動について報告
した。 NRDFのデータ入力、EXFORへのデータ送付を行った。また、2001年度の原子
核実験の動向調査を行った。なお、新たな活動として、以前理研グループが行って
いた医療用荷電粒子核反応データの収集及び新たなCINDAのための荷電粒子核反応デ
ータの文献情報収集と送付を開始する。
3.3 原研
水本氏が、配付資料8に基づき、原研の核データ測定について報告した。FNS、FCA、
原子核科学研究グループ、核変換利用開発グループの活動を紹介した。
3.4 サイクル機構
石川氏が、配付資料9に基づき、サイクル機構の核データ活動について報告した。
LLFPの断面積測定、核変換に関わる研究、「常陽」を用いた核データ研究、炉定数
関連の研究について報告した。
3.5 その他
特になし。
4.次期JENDL計画
柴田氏が、配付資料10に基づき、次期JENDLについて検討した「次期JENDL検討小委員会」
の報告を行った。入射粒子、最大エネルギーを必要に応じ拡張するとともに、誤差評価
を充実し、炉定数を含む総合システムととらえ、品質保証を明確にして次期JENDL、JEN
DL-4の作成を目指す。
なお、課題として上げられている事項については運営委員会で検討する。
5.シグマ委員会WGの平成14年度活動報告と15年度計画
5.1 核データ専門部会
柴田氏が配付資料11により核データ専門部会の4つのWG活動について報告した。
(1)高エネルギー核データ評価WG
(2)評価計算支援システムWG
(3)FP核データ評価WG
(4)天体核データ評価WG
高エネルギーファイル、光核反応ファイルについては、レビュー終了後、データを早
急に公開する予定である。
5.2 炉定数専門部会
山野氏が配付資料12により炉定数専門部会の4つのWG活動について報告した。
(1)リアクター積分テストWG
(2)Shielding積分テストWG
(3)標準炉定数検討WG
(4)中高エネルギー核データ積分テストWG
なお、JENDL-3.3におけるU-235の新共鳴パラメータ評価の妥当性についての問題をリ
アクター積分テストWGを開いて検討するよう森リーダーへ専門部会長より働きかける
こととなった。
5.3 核燃料サイクル専門部会
片倉氏が配付資料13により核燃料サイクル専門部会の3つのWG活動について報告した。
(1)崩壊熱評価WG
(2)核種生成量評価WG
(3)核分裂生成物收率評価WG
核種生成量評価WGではこれまでの成果を纏めた報告書を年度末を目処に作成する予定
である。
5.4 常置グループ
中川氏が配付資料14により6つの常置グループについて報告した。
(1)ENSDFグループ
(2)JENDL編集グループ
(3)CINDAグループ
(4)医学用原子分子・原子核データグループ
(5)核データニュース編集委員会
(6)HPRLグループ
医学用原子分子・原子核データグループでは、3年間の活動を纏めた報告書のための
原稿を作成し、近々公刊する予定である。
6.核データ研究会(2002年の報告と2003年の予定)
大澤氏が2002年の報告及び2003年の予定について配付資料15-1及び15-2で説明した。本
年は11月27、28日の両日に開催する予定である。シグマ委員会の40周年に当たるため
記念セッションを設けてある。なお、研究会前日には「核データ・チュートリアル」を
計画している。
7.その他
7.1 核データ関連国際情勢
長谷川氏が配付資料16及び17でNEA/NSC/WPEC核データ評価国際協力WP会合及びNEA NS
C実行グループ会合について報告した。
7.2 その他
井頭氏が、IAEAからのアンケートが7月末〆切りであること、'Atoms for Peace' か
ら50年になり、色々な行事があることについて報告した。